気象・防災

【防災士が解説】地震の時、これだけは持って逃げて!非常持ち出し品を解説

 

突然の大地震、建物に倒壊の危険があるならすぐに逃げる必要があります。

 

自己紹介が遅れました、防災士Sです。

 

私は東日本大震災の頃からボランティアとして様々な被災地に入り、活動してきました。

 

現在は日本のどこかの防災士会に所属し、現役防災士として活動中です。

 

さて、地震は分単位での予知・予測は現段階で不可能です。

 

いつガタガタっと揺れても、不思議ではありません。

 

命さえあればなんとかなる」とは言いますが、現実は避難した後に手元に何もないとなると、困る事ばかり。

 

そこで今回は、自宅で大地震に遭遇した時の最低限必要な持ち出し品をいくつかご紹介します。

 

・・・おっと、その前に!

 

大前提として、揺れたその時・その瞬間に命を守れなければ、せっかく用意したものも意味がなくなってしまいます。

 

食器棚やタンスなどの転倒防止をしっかりして、上から落ちてくるものから頭を守ることを常に意識しておいてくださいね。

 

地震のときの、最低限の持ち出し装備とは?

 

最低限の持ち出し装備。

 

これは「毎日間違いなく使うもの」がキーワードです。

 

あったらいいな、ではなく、絶対に無きゃ困る、というものから持ち出してください。

 

そして、日頃からすぐに持ち出せるようにしておきましょう。

 

ちなみに、非常持ち出し袋は1つだけ、なんてルールはありません。

 

玄関にひとつ、ベランダにひとつ、2階にひとつ、とかでも全然OKです。

 

揺れが大きい時は、ひとまず手近なものを引っ掴んで外に出てください。

 

 

持ち出し1:スマホ

僕はこれがないと生活できません(笑)

 

冗談はさておき、まずはスマホだけは持って出ましょう。また、寝るときの充電も忘れずに。

 

1人暮らしなら実家や会社への連絡、加えてご家族とお住まいなら様々な情報収集に欠かせません。

 

避難所の方向をARで示してくれるアプリなども使えます。

 

さらにラジオが聞けるアプリもありますし、機種によってはワンセグ・FMラジオが聴けるものも。

 

合わせて、大容量のモバイルバッテリーもあるといいですね。

 

持ち出し2:現金

ライフラインが止まる、それはATMもコンビニのレジもすべて使えなくなるという事です

 

銀行でお金を引き出すことも、クレジットカードや電子マネーを使うこともできません。

 

また、お札は出来る限り1000円や5000円札などにとどめておき、小銭も多少はお財布にあったほうが良いですね。

 

ライフラインが止まるとレジが動かないので、お釣りが出せないケースもあります。

 

実際に北海道胆振東部地震のときなど、1万円札・5000円札での会計はNGという店舗も一部あったという報告があります。

 

また、安否を含めて電話を多く使う必要のある方は、10円玉をたくさん用意しておくと公衆電話が使えます。

 

スマホは基本的に震度5弱以上の揺れから、繋がりにくくなります。

 

参考:

 

 

持ち出し3:メガネ

普段からコンタクトをお使いの方は、洗浄液などが足りなくなる場合に備えて、予備としてメガネを用意しておくと良いでしょう。

 

持ち出し4:薬・サプリメントなど

 

持病があって、毎日飲んでいる薬があるという場合は、必ず持ち出し袋に3日分でも入れておく様にしましょう。

 

被災すると、しばらく調剤すら不可能になるケースもあります。

 

最低でも、飲んでいる薬の名前を控えたメモだけは、絶対に持ち出してください。

 

関連記事:

 

持ち出し5:ペットボトルの水

国や自治体の備蓄品リストを見てみると、「水は2L」とか「3L」と記載がある場合がほとんどです。

 

これは正しいですが、ガタガタと震度5弱以上で揺れている時に3Lもの水を持ち出せる人は居ません。

 

緊急に避難する場合は1人あたり500mlでもいいので持ち出すことを目標にしましょう。全くのゼロより遥かにマシです。

 

一時的に自宅から出ても、倒壊の危険がなさそうという場合は備蓄品を取りに戻ることも選択肢としてはあります。

 

 

まとめ

以上が、緊急時の本当に最低限の持ち出し品です。

 

急いで家を脱出しなくちゃいけない時、大事なものが家中のバラバラな場所にあったら、それをまとめるだけで逃げる時間が減ってしまいます。

 

一箇所にまとめておきましょう。枕元やリビングに場所を決めて置いておくのもいいですね。

 

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防災士S
消防士として3.11の津波被災地で救助活動を経験。現地での活動から、行政よりも身近で『わかりやすい』アプローチで防災を伝えることが自身の使命と感じ、21年間の公務員生活を捨て退職。防災士試験に合格後、様々なフィールドで精力的に活動中。