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結論から言うと、地球は温暖化しています。
2025年の世界平均気温は産業革命前と比べて+1.47℃となり、史上3番目に暑い年を記録しました。
「寒冷化しているのでは?」という声もありますが、最新の科学データはそれを明確に否定しています。
欧州連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」は14日、2025年の世界の平均気温が産業革命前に比べて1.47度高くなり、史上3番目に暑い年だったと発表した。
引用元: 2025年は史上3番目に暑い年 3年平均では温暖化目標1.5度超え(日本経済新聞)
詳しい情報は以下をご覧ください。
地球温暖化の現状を最新データで確認 2025年の世界はこうなっている
まずは最新のデータから、地球が今どうなっているのかを確認していきましょう。
ネット上では「温暖化は嘘」「実は寒冷化している」といった情報も見かけますが、データを見れば答えは明らかです。
2025年は史上3番目の暑さで産業革命前から+1.47℃の衝撃
EUの気象情報機関コペルニクスが発表したデータによると、2025年の世界平均気温は産業革命前と比べて1.47℃上昇しました。
これは観測史上3番目に高い数値です。
さらに注目すべきは、2023年から2025年の3年間の平均気温がパリ協定の目標である1.5℃を超えたという事実です。
もはや「温暖化は本当なの?」と議論している段階ではなく、「この温暖化にどう対応するか」が問われるフェーズに入っていると言えるでしょう。
日本でも100年で1.40℃上昇 「日本の気候変動2025」が示すリアル
「世界の話でしょ?日本は関係ないのでは?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、文部科学省と気象庁が2025年3月に公表した「日本の気候変動2025」では、日本でも深刻なデータが示されています。
日本では現状、地球温暖化によって年平均気温が上がっている状況です。具体的には1898年から2024年までに、日本では100年あたり1.40℃の割合で年平均気温が上昇しています。
引用元: 地球温暖化が進むと日本はどうなる? 影響や現状をわかりやすく解説(アスグリ)
さらに、1時間に80mm以上の猛烈な雨の発生頻度は1980年頃と比べて約2倍に増加しています。
ここ数年の夏の異常な暑さや、毎年のように起こるゲリラ豪雨は、まさに温暖化の影響なんですよね。
この動画では平均気温がたった0.5℃上がるだけでどれほどの影響があるかを解説。
「地球寒冷化」説は科学的にどう否定されたのか
「地球は寒冷化している」という主張は、過去にも何度か話題になりました。
代表的なのは「太陽活動の低下でミニ氷河期が来る」という説や、「大寒波が来ているから温暖化は嘘だ」という主張です。
しかし、これらはいずれも科学的に否定されています。
東京大学の研究によれば、人間活動によるCO2の急増が現在の間氷期を延長させており、地球の寒冷化は当面起こらないとされています。
(東京大学 研究ページより)
IPCCの第5次評価報告書でも「温暖化していることは疑いの余地がない」「20世紀後半の温暖化は人間活動に起因する可能性が極めて高い(95%以上)」と明記されています。
SNSでは寒冷化を主張する投稿がバズることもありますが、科学的なコンセンサスとしては温暖化が進行中であるという認識で一致しているんですね。
パリ協定の現状と期限 トランプ脱退で温暖化対策はどうなる?
温暖化が進んでいるのは分かったけど、「パリ協定っていつまでなの?」「トランプが抜けてどうなるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
パリ協定とは何かを目標と仕組みからわかりやすく整理
パリ協定は、2015年にフランスのパリで開催されたCOP21で採択された、気候変動対策の国際的な枠組みです。
2016年に発効し、196の国と地域が参加する史上初のグローバルな温暖化対策の合意として大きな注目を集めました。
パリ協定は、2020年以降の温室効果ガス排出削減等のための国際枠組みです。歴史上はじめて、全ての国が温室効果ガス排出削減等の取組に参加する公平な合意です。
引用元: 2020年以降の枠組み:パリ協定(外務省)
つまり、先進国だけでなく途上国も含めた「全員参加型」の枠組みであるところが、京都議定書との大きな違いです。
この動画ではパリ協定の1.5℃目標について分かりやすく解説されています。
パリ協定に「終了日」はない 5年ごとの目標更新の仕組みとは
「パリ協定はいつまで?」という疑問を持つ方がいますが、パリ協定には明確な終了期限は設定されていません。
代わりに「5年ごとの目標更新サイクル」が組み込まれており、各国は定期的に削減目標を見直して国連に提出する義務があります。
日本も2025年2月に新たなNDC(削減目標)を国連に提出しており、2030年度・2035年度・2040年度の目標をそれぞれ設定しています。
パリ協定は「いつまでに終わる」ものではなく、カーボンニュートラルを達成するまで継続的に運用される長期の枠組みだと理解しておくと良いでしょう。
トランプ再脱退の衝撃 2026年1月正式離脱で何が変わるか
2025年1月に就任したトランプ大統領は、就任初日にパリ協定からの再離脱を宣言しました。
2025年にトランプ氏が再び大統領に復帰すると、就任当日にパリ協定からの離脱を含む大統領令「国際環境協定でも米国を第1に位置づける」が発表されました。
引用元: トランプ米大統領、パリ協定からの離脱など定めた大統領令に署名(JETRO)
アメリカは世界第2位の温室効果ガス排出国です。
その国がパリ協定から抜けるというのは、温暖化対策に大きな影響を与えます。
一方で、中国や欧州はパリ協定を堅持する姿勢を示しており、世界的な脱炭素の流れ自体が止まるわけではありません。
こういった国際情勢の動きを知っておくことが、今後の温暖化問題を理解する上で大事になってきますね。
地球温暖化に私たちができること 今日から始める行動リスト
「国際的な話は分かったけど、自分には何ができるの?」と思いますよね。
実は、家庭レベルでできることは意外と多いんです。
家庭でできる温暖化対策 節電・食品ロス削減の効果とは
日常生活の中で、温暖化対策につながる行動はたくさんあります。
特に見落とされがちなのが食品ロスと温暖化の関係です。
食料の生産・輸送・廃棄にはすべてエネルギーが使われています。
食べ物を捨てるということは、そのエネルギーも無駄にしているということ。
冷蔵庫の中身を把握して使い切る、これだけでも立派な温暖化対策になります。
この動画では気候変動の責任と対策について分かりやすく解説されています。
「意味がない」は間違い 一人ひとりの行動が積み上がる理由
「自分一人が節電しても意味がない」と思ってしまう気持ちは分かります。
しかし、日本の家庭部門のCO2排出量は全体の約15%を占めています。
つまり、家庭での取り組みは決して小さくない影響力を持っているということです。
周りでも「エコバッグを使う」「マイボトルを持ち歩く」といった行動が当たり前になってきていますが、こうした社会全体の意識の変化こそが温暖化対策の土台です。
情報を知って伝えること自体が温暖化対策になる
実は、温暖化について正しい情報を知り、それを周囲に伝えることも立派な温暖化対策です。
「寒冷化しているから大丈夫」「温暖化は嘘」といった誤情報が広まると、本来必要な対策が後回しにされてしまいます。
ここまで読んでくださった方なら、温暖化に対する基本的な知識はもう十分に身についています。
この知識を家族や友人と共有するだけでも、温暖化対策への一歩につながりますよ。
まとめ
地球は温暖化しています。寒冷化説は最新の科学データで明確に否定されています。
2025年は史上3番目の暑さを記録し、日本でも100年で1.40℃の気温上昇が報告されています。
パリ協定に明確な終了期限はなく、5年ごとに目標を更新しながらカーボンニュートラルを目指す長期的な枠組みです。
トランプ大統領のパリ協定再脱退は大きなニュースですが、世界の脱炭素の流れ自体は止まりません。


この記事では、温暖化の最新データからパリ協定の今後、そして私たちにできることまでをまとめました。