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【実感ない】GDP2期ぶりプラス成長でも暮らしが楽にならない3つの理由

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昭和・平成世代向けのWebメディア、LifeGoodTrend編集部です。

この記事で分かること

◆ GDP2期ぶりプラス成長の中身と「年率0.2%」の実態

◆ 名目GDP過去最高662兆円なのに暮らしが楽にならない理由

◆ 2026年の経済見通しと私たちの生活への影響

2025年10〜12月期のGDPは2四半期ぶりにプラス成長となったものの、年率わずか0.2%増と市場予測を大幅に下回る結果でした

内閣府が2026年2月16日に発表した実質GDP速報値は、前期比0.1%増・年率換算0.2%増にとどまりました。民間の事前予測は年率1.6〜1.7%増だったため、期待を大きく裏切る数字と言わざるを得ません。

内閣府が16日発表した2025年10〜12月期の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動の影響を除いた実質の季節調整値が前期比0.1%増、年率換算で0.2%増だった。前期は大幅減だった民間住宅が回復し、個人消費も下支えして2四半期ぶりのプラスとなった。

引用元: 25年10〜12月実質GDP、年率0.2%増 2四半期ぶりプラスも輸出は減(日本経済新聞)

詳しい情報は以下をご覧ください。

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GDP2期ぶりプラス成長の中身を徹底解剖

結論・・・プラスとはいえ年率0.2%は「ほぼ横ばい」で力強さはゼロ

 

年率0.2%増の内訳は?個人消費・設備投資・輸出の明暗

今回のGDP速報値の中身を見ると、項目ごとに明暗がはっきり分かれています。

10〜12月期GDPの主な内訳

① 個人消費は+0.1%(7四半期連続プラスだが伸びは鈍化)

② 設備投資は+0.2%(AI関連・半導体製造装置が牽引)

③ 住宅投資は+4.8%(前期の大幅減からの反動回復)

④ 輸出は-0.3%(自動車が振るわず2四半期連続マイナス)

⑤ 公共投資は-1.3%(2四半期連続のマイナス)

GDPの5割以上を占める個人消費は、携帯電話やエアコンの購入が伸びた一方で、自動車や食料品の消費が物価高の影響を受けて減少しています。

「プラス成長」と言われると聞こえはいいですが、実態は各項目が小さなプラスとマイナスで相殺し合い、かろうじてプラスに踏みとどまった格好です。

前回マイナスだった7〜9月期に何があったのか

「2期ぶり」ということは、前の2025年7〜9月期はマイナス成長だったということになります。

7〜9月期は年率-2.3%と大きく落ち込みました。最大の原因は住宅投資の急減で、2025年4月に住宅の省エネルギー基準が厳しくなったことで、3月までに駆け込み需要が発生し、その反動が出た形です。

加えて、トランプ米政権による関税政策の影響で自動車を中心に輸出も大幅に減少しました。

今回のプラス転換は、その住宅投資が反動から回復したことが大きな要因であり、「景気が上向いたからプラスになった」というわけではない点に注意が必要です。

民間予測1.6%を大幅に下回った理由

民間シンクタンク15社の予測平均は年率1.6%増でした。

蓋を開けてみれば年率0.2%で、予測の8分の1程度にとどまっています。

去年10月から12月までのGDP=国内総生産は、年率は0.2%のプラスで、2四半期ぶりのプラス成長となりました。年率に換算すると0.2%のプラスと2四半期ぶりのプラス成長で、人手不足が進む中、企業の設備投資が押し上げたことなどが要因です。ただ、多くの項目で民間の予測を下回る結果となりました。

引用元: 【速報】去年10~12月GDP +0.2%で2期ぶりプラス 民間予測は下回る(TBS NEWS DIG)

予測との乖離が生まれた背景には、自動車輸出がトランプ関税の影響で予想以上に振るわなかったこと、そしてインバウンド消費が-0.6%と引き続きマイナスだったことが挙げられます。

この動画ではGDP速報値と日銀の利上げ観測について分析されています。

動画タイトルは TSMCが熊本で3ナノ量産決定!日銀の追加利上げ観測とGDP速報値を分析

チャンネル名は 毎日聴く日経ニュース分析ラジオ

著作権: 動画アップロード者に帰属

数字だけ見ると「プラス成長で景気回復」と感じますが、ここまで読んだ方はその中身がいかに脆いかお分かりいただけたのではないでしょうか。

「GDPプラス=景気回復」ではない?生活実感とのズレ

結論!名目GDPは過去最高なのに暮らしが苦しいのは「物価高」が全てを相殺しているから

 

名目GDP過去最高662兆円なのに暮らしが楽にならないワケ

2025年通年の名目GDPは662兆7885億円で過去最高を更新しました。

名目と実質の違い

① 名目GDP 662兆円(前年比+4.5%)=過去最高

② 実質GDP 590兆円(前年比+1.1%)=2年ぶりプラス

③ GDPデフレーター +3.4%=物価がそれだけ上がっている証拠

名目GDPが大きくなっているのは、単純に物価が上がっているからという面が大きいです。

家計の実感に近い名目GDPは前期比0.6%増・年率2.3%増とそこそこの数字に見えますが、そのうちかなりの部分が物価上昇によるもの。

家計の実感に近い名目GDPは0・6%増、年率換算で2・3%増だった。同時に発表された25年通年の実質GDPは前年比1・1%増で、2年ぶりのプラスだった。

引用元: GDP2四半期ぶりプラス成長、個人消費や住宅投資伸びる(読売新聞オンライン)

つまり「日本経済の規模は大きくなっている」のに、私たちの暮らしが楽にならないのは当然のことなんです。

食料品値上げ・物価高が個人消費を圧迫する構図

個人消費が+0.1%とほぼ横ばいだった背景には、食料品を中心とした値上げラッシュが家計を直撃している現実があります。

携帯電話の買い替えや宿泊サービスなど一部ではプラスが出る一方、日常的に購入する食料品や衣服は減少傾向が続いています。

物価が上がれば同じ金額で買える量が減るため、「名目では消費が増えていても、実質では増えていない」という状況が生まれます。これがまさに「GDPプラスなのに暮らしが楽にならない」の正体です。

SNSでも「GDPプラスって言われても実感ない」「スーパーの買い物が毎回高くなっている」という声が多く見られますが、数字の上でもそれは裏付けられています。

この動画では物価高がGDP成長の足かせになっている構図が解説されています。

動画タイトルは 【GDP】”2四半期ぶり”プラス成長 訪日観光客が後押しも…物価高が”足かせ”に

チャンネル名は 日テレNEWS

著作権: 動画アップロード者に帰属

 

賃上げ5%超でも実質賃金が追いつかない現実

「じゃあ給料が上がれば解決するのでは?」と思うかもしれません。

実際、2025年・2026年と春闘では2年連続で5%超の賃上げが実現する見通しです。

雇用者報酬は2025年通年で名目3.7%増と高い伸びを記録しています。しかしGDPデフレーターが3.4%上昇しており、賃上げの効果の大部分が物価上昇に食われてしまっているのが現状です。

帰属家賃を除くベースの実質雇用者報酬は+0.4%と、かろうじてプラスを維持した程度にとどまっています。

知らないと損する情報なので、自分の給与明細と物価の動きを照らし合わせて確認しておくのがおすすめです。

今後の暮らしはどうなる?2026年の経済見通し

◆結論ファースト・・・緩やかな回復は続くがリスク要因が多く楽観は禁物

 

高市政権の積極財政路線で変わること

今回のGDP結果を受けて、高市早苗政権の「責任ある積極財政」路線がさらに後押しされると見られています。

城内成長戦略相は「景気は緩やかな回復が続いている。ただし、今後の物価動向や米国の通商政策を巡る動向など、景気を下押しするリスクに留意する必要がある」とコメントしています。

市場予想を大幅に下回るGDP結果は、政府による追加の経済対策や財政出動の根拠となり得ます。

私たちの暮らしに直結する政策が動く可能性があるので、今後の政府発表にも注目しておきたいところです。

トランプ関税・円安リスクが家計に与える影響

外部環境で最も気になるのが、トランプ米政権の関税政策と円安の行方です。

輸出は2四半期連続でマイナスが続いており、特に自動車は関税15%の影響で米国向け販売が低迷しています。今後、自動車メーカーが値上げに踏み切れば、米国での販売台数がさらに減少し、国内の雇用や設備投資にも波及する恐れがあります。

また、円安が続けば輸入物価がさらに上昇し、食料品やエネルギーの値上げとして家計を圧迫していきます。

この動画では前期(7〜9月期)のマイナス成長の背景が詳しく解説されており、今回のプラス転換の意味を理解する参考になります。

動画タイトルは 【25年7-9月期GDP】2次速報で年率-2.3%に下方修正…

チャンネル名は ずんだMarket

著作権: 動画アップロード者に帰属

 

春闘賃上げと物価のバランスはいつ取れるのか

第一生命経済研究所の予測によると、2026年春闘の賃上げ率は5.45%と3年連続で5%台が見込まれています。

2026年の経済見通しポイント

① 実質GDP成長率は+0.9%前後の見通し

② 春闘賃上げ率は5%台で3年連続の高水準

③ コストプッシュ型の物価上昇が一巡すれば実質賃金プラスへ

物価上昇率が鈍化し、賃上げ効果が実質賃金の増加として実感できるようになるのは2026年後半以降というのがエコノミストの見方です。

内閣府が16日発表した2025年10~12月期の国内総生産(GDP、季節調整済み速報値)は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.1%増、年率換算で0.2%増となった。プラス成長は2四半期ぶり。住宅投資や設備投資が増えた。ただ、個人消費の伸びは小幅にとどまり、輸出もマイナスが続くなど、景気回復に勢いは見られない。

引用元: 実質GDP、年0.2%増 昨年10~12月期、2期ぶりプラス(時事通信)

ただし、米国の再関税引き上げリスクや中国経済の減速、日中関係の悪化なども不安材料として残ります。

周りでも話題になっている経済の動きなので、今のうちに家計の見直しや資産形成について考えておくのが賢い選択と言えるでしょう。

まとめ

GDP2期ぶりプラス成長は事実だが、年率0.2%という数字は「かろうじてプラス」というレベルです

暮らしが楽にならない3つの理由を改めて整理してみましょう。
①プラス成長の中身が脆く前期の反動回復に過ぎないこと
②物価高が賃上げ効果を相殺していること
③トランプ関税や円安などの外部リスクが引き続き家計を圧迫する見通しであること
2026年後半には物価上昇の一巡と賃上げの実感が重なり始める可能性があるとされていますが、油断は禁物です。

ここまで読んだなら、公式の経済指標にもぜひ目を通しておきましょう。内閣府の国民経済計算ページでは最新のGDPデータがいつでも確認できます。

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