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2026年の春節は2月15日〜23日の過去最長9連休で、のべ95億人が大移動すると予測されています。
旅行会社の集計によると中国大陸以外への旅行の目的地ではソウルが人気1位となり、上位10位内に日本の都市はなかった。
引用元: 中国・春節、5%増の95億人が移動 海外は韓国やタイ人気(日本経済新聞)
詳しい情報は以下をご覧ください。
春節ってそもそも何?2026年はいつからいつまで?
春節=旧暦のお正月!中国最大の祝日をサクッと解説
春節(しゅんせつ)とは、旧暦のお正月のことです。
日本では1月1日が「お正月」ですが、中国ではこの春節こそが1年で最も盛大に祝われる日なんです。
春節の時期には家族で集まり、年越し料理を囲んだり、赤い飾りで街を彩ったりする習慣があります。
日本のお正月と似ているようで、そのスケール感がまるで違うのが春節の面白いところです。
2026年は2月15日〜23日の過去最長9連休
2026年の春節は2月17日(火)が元日にあたり、連休期間は2月15日(日)〜23日(月)の9日間です。
これは過去最長の連休で、前後の2月14日(土)と2月28日(土)は「振替出勤日」として出勤になります。
のべ95億人が動く「民族大移動」のスケール感
中国政府の発表によると、2026年の春節前後40日間(2月2日〜3月13日)の「春運」期間中にのべ95億人が移動すると予測されています。
この数字は前年比5%増で、過去最高を更新する見込みです。
鉄道、航空、自家用車あらゆる交通手段がフル稼働し、航空旅客数だけでも9500万人に達するとされています。
中国政府は29日、春節(旧正月)休暇前後の計40日間に、帰省や旅行で延べ95億人が移動するとの予測を発表した。2025年同期比で5%増にあたり、過去最高を更新する。
引用元: 中国・春節、5%増の95億人が移動 海外は韓国やタイ人気(日本経済新聞)
日本の年末年始の帰省ラッシュとは比較にならないスケールですよね。
この規模感を知っておくと、春節が世界経済に与えるインパクトの大きさも理解できるのではないでしょうか。
この動画では95億人大移動の春節に起きている異変を解説。
日中関係の冷え込みで訪日中国人が激減している現状
渡航自粛+航空便60%減!春節なのに中国人が来ない異常事態
中国政府は2025年11月に続き、2026年1月にも改めて日本への渡航自粛を呼びかけました。
その理由として「治安の不安」や「中国人を狙った犯罪の多発」などが挙げられています。
影響は深刻で、中国系航空会社は2月から3月にかけて日本路線を大幅に減便しています。
例年、春節は訪日観光のピークですが、2026年は様相が異なります。中国政府が日本への渡航自粛を再び呼びかけており、訪日需要の大幅な減少が見込まれています。
引用元: 【2026年春節】過去最長の9連休で変わる中国人旅行 注目の行き先・過ごし方・訪日動向とは?(やまとごころ.jp)
大手航空会社3社は日本路線の航空券について10月24日までキャンセルや変更に無料で対応すると発表しており、事態の長期化を見据えた動きも出ています。
これは2012年の尖閣諸島国有化の時以来の深刻な状況と言えるでしょう。
日本に来なくなった中国人はどこへ?韓国・東南アジアに大移動
では、日本に来なくなった中国人旅行者はどこへ向かっているのでしょうか。
インタセクト・コミュニケーションズが中国在住者約4000人を対象に行った調査によると、春節の人気海外旅行先は1位が東南アジア(38.7%)、2位が韓国(16.5%)、3位が日本(15.0%)という結果でした。
日本はわずか1年で人気旅行先1位から3位に転落してしまいました。
特に韓国の人気は急上昇しており、韓国観光公社によると春節期間中に最大19万人の中国人旅行者が韓国を訪れる見通しです。
日経新聞の報道では、旅行会社の集計で海外旅行先のトップ10から日本の都市が完全に消えたというデータも出ています。
韓国やタイ、マレーシア、インドネシアなどがその受け皿になっているというわけですね。
この動画では春節の訪日客減少と日本の人気がランク外に転落した背景を詳しく取材。
それでも「自分の目で見て決める」来日を選ぶ個人客の本音
一方で、興味深いデータもあります。
宿泊予約サイトの集計では、中国からの春節期間の予約数が前年比で約57〜60%増加しているのです。
これは団体ツアーが壊滅的に減った一方で、個人旅行者が堅調であることを示しています。
政府がいくら自粛を呼びかけても、日本のファンは自分の判断で来日し続けているということですね。
結局のところ、日本の魅力を知っているリピーターほど政治的なムードに左右されにくいという構図が見えてきます。
日本に来ない理由は政治だけじゃない!中国国内の「氷雪経済」が大爆発中
ハルビン氷雪祭に長白山スキーリゾート…中国国内のスキーブームがすごい
訪日中国人が減った背景には、日中関係の悪化だけでなく中国国内のウィンタースポーツ市場が急成長しているという構造的な要因もあります。
2022年の北京冬季オリンピックをきっかけに中国ではスキーブームが到来し、昨シーズンにウィンタースポーツを楽しんだ人は4億人を超えました。
長白山(チャンバイシャン)のスキーリゾートは世界クラスの施設が整い、北京郊外のスキー場も早朝から若者で賑わっています。
日本のバブル期のスキーブームを彷彿とさせる光景が、今まさに中国で起きているのです。
総工費1400億円!上海に「世界最大の室内スキー場」が誕生
さらに驚くのは、上海に総工費約1400億円をかけた「世界最大の室内スキー場」が誕生したということです。
この施設はオールシーズン営業で、真夏でもスキーが楽しめます。
ウインタースポーツが急速に広まっている中国。夏でもスキーが楽しめるこの施設は、9月6日にオープンします。
引用元: 中国で空前のブーム 「世界最大室内スキー場」が上海に誕生 日本企業YONEXが「スノボ」で挑戦(関西テレビ)
日本のスポーツメーカーYONEXもこの巨大市場に参入し、室内スキー場内にスノーボードのショップをオープンさせています。
わざわざ海外に行かなくても国内でスキーも温泉も楽しめるとなれば、渡航自粛ムードと相まって中国人が日本を選ばなくなるのも無理はありません。
「南下旅行」と「北上旅行」春節の中国国内トレンドは二極化
2026年の春節における中国国内の旅行トレンドも興味深い動きを見せています。
「寒さを避ける南下旅行」と「雪景色を楽しむ北上旅行」の2大トレンドが共存しているのです。
南下組は冬の寒さから逃れて暖かいビーチやリゾートでのんびり過ごし、北上組は氷雪祭やスキーリゾートで冬ならではの体験を満喫するという二極化です。
どちらも「中国国内で完結できる」というのがポイント。
さらに9連休という長さを活かして、長距離のドライブ旅行やレンタカーでの周遊旅行も人気が高まっています。
中国国内の観光インフラが充実してきたことで、海外旅行をしなくても十分に満足できる選択肢が増えていることがよく分かりますね。
この動画では春節の訪日中国人激減が日本経済に与える影響を図解で分かりやすく解説。
まとめ
2026年の春節は2月15日〜23日の過去最長9連休で、中国ではのべ95億人が大移動しています。
日中関係の悪化で訪日中国人は45%減少し、人気旅行先ランキングのトップ10から日本の都市が消えるという衝撃的な事態になりました。
韓国や東南アジアに流れる中国人旅行者が増える一方、中国国内ではハルビン氷雪祭や長白山スキーリゾート、上海の世界最大室内スキー場など「氷雪経済」が大爆発しています。


しかし今年は日中関係の悪化により、中国政府が日本への渡航自粛を呼びかけています。
2025年12月の訪日中国人は前年同月比で45.3%も減少しました。
では、日本に来なくなった中国人はいったいどこへ向かっているのでしょうか。