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東大・松尾豊研究室(松尾研)は、日本のAI研究をリードしながらPKSHA TechnologyやGunosyなど上場企業を次々と輩出してきた”AI起業家の登竜門”です。
1990年、東京都文京区出身。開成中学校・高等学校卒業。東京大学工学部システム創成学科で松尾豊教授の研究室(松尾研)に所属。AIや機械学習を学ぶ。2014年、同学科を卒業。
引用元: 安野貴博 – Wikipedia(Wikipedia)
詳しい情報は以下をご覧ください。
安野貴博を育てた東大・松尾豊研究室とは
松尾豊研究室(通称「松尾研」)は、東京大学大学院工学系研究科に所属する研究室です。
AIやディープラーニングの分野で日本を代表する研究拠点として知られており、安野貴博氏をはじめとする多くの起業家を世に送り出してきました。
AI戦略会議座長・松尾豊教授のプロフィール
松尾研を率いるのは、東京大学大学院工学系研究科教授の松尾豊氏です。
松尾教授は1997年に東京大学工学部電子情報工学科を卒業し、2002年に博士号を取得しています。
その後、産業技術総合研究所やスタンフォード大学での研究員を経て、2007年から東京大学准教授、2019年からは教授を務めています。
著書『人工知能は人間を超えるか』はベストセラーとなり、日本におけるAIブームの火付け役ともいわれる存在ですね。
この動画では、松尾豊教授がAI研究の最前線について語っています。
松尾研の研究テーマ(ディープラーニング・ウェブマイニング)
松尾研では、ディープラーニング(深層学習)を中心とする人工知能の研究が行われています。
具体的な研究テーマとしては、人工知能(仮説推論、機械学習)、自然言語処理、社会ネットワーク分析、ソーシャルメディア分析、ウェブマイニング、ビジネスモデルの研究など多岐にわたります。
松尾教授自身も「ソーシャルセンサ」の概念を世界で初めて提唱するなど、学術的な成果も非常に高い研究室です。
松尾研に入るには「学部」「大学院」の2ルート
「松尾研に入りたい」と思った方のために、入り方についても触れておきましょう。
松尾研に入るルートは「学部」と「大学院」の2つがあります。
安野貴博氏は学部ルートで松尾研に入っています。
東京大学工学部システム創成学科に在籍し、松尾教授の研究室で卒業研究に取り組みました。
(松尾豊教授 公式サイトより)
ちなみに松尾教授は「人工知能、ディープラーニングやウェブ、起業、留学等に関する相談があればご連絡ください」と公式サイトで呼びかけており、オープンな姿勢がうかがえますね。
松尾研から生まれたAI起業家たち
松尾研が「AI起業家の登竜門」と呼ばれる理由は、その輩出実績の圧倒的なすごさにあります。
PKSHA Technology・Gunosy…上場企業を輩出
松尾研から生まれた代表的なAI企業をまとめてみましょう。
現在、松尾豊研究室では、AIベンチャーのインキュベーションに取り組んでおり、指導学生がAIベンチャーを設立している。
引用元: 松尾豊 – Wikipedia(Wikipedia)
東証プライム上場のGunosy、東証グロース上場のPKSHA Technologyなど、名だたる企業が松尾研から誕生しているのは驚きですよね。
安野貴博がBEDORE(現PKSHA Communication)を創業
安野貴博氏は松尾研を卒業後、BCGを経てAIチャットボットの株式会社BEDORE(現PKSHA Communication)を創業しました。
BEDOREは企業向けのAIチャットボットサービスを提供する会社で、後にPKSHA Technologyが買収しています。
興味深いのは、PKSHA Technologyの創業者である山田尚史氏も松尾研出身だということです。
その後、安野氏はリーガルテックのMNTSQ株式会社を共同創業するなど、連続起業家としてのキャリアを歩んでいます。
この動画では、安野氏がスタートアップ経営や起業家を支える仕組みについて語っています。
松尾研が”AI起業家の登竜門”と呼ばれる理由
なぜ松尾研からこれほど多くの起業家が生まれるのでしょうか。
その答えは、松尾研が「研究」と「起業」を両立させる環境を意識的に作っていることにあります。
松尾教授自身が公式サイトで「起業に関する相談があればご連絡ください」と明記しているように、学生の起業を積極的にサポートする文化が根付いています。
まさに「研究室まるごとスタートアップエコシステム」という表現がぴったりですね。
こういった情報を知っておくと、チームみらいの技術的なバックグラウンドもよく理解できるのではないでしょうか。
安野貴博の経歴とチームみらい11議席の軌跡
開成高校→東大→BCG→AI起業→政治家という異色キャリア
安野貴博氏の経歴を時系列でまとめてみましょう。
2014年に東大を卒業後、ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)に入社。
その後、AIチャットボットのBEDORE、リーガルテックのMNTSQと2社のAIスタートアップを創業しています。
さらにSF作家としても活動しており、日本SF作家クラブ会員として『サーキット・スイッチャー』『松岡まどか、起業します AIスタートアップ戦記』などの著書があります。
ちなみに2015年にはPepperと人間によるお笑いコンビ「ペッパーズ」にプログラム担当として参加し、M-1グランプリで2年連続1回戦突破を果たすというユニークな経歴も持っています。
2024年都知事選15万票からチームみらい結党へ
安野氏が政治の世界に足を踏み入れたのは、2024年の東京都知事選挙がきっかけでした。
AIやテクノロジーを活用した選挙戦略で注目を集め、15万4,638票を獲得して5位に。
30代の都知事選立候補者としては史上最多の得票数を記録しました。
2025年7月の参院選では安野氏自身が比例代表で当選し、チームみらいは国政政党の要件を満たしました。
この動画では、安野貴博氏のAIエンジニアから政治家に至るまでの経歴が詳しく解説されています。
衆院選381万票!「デジタル民主主義」はどこへ向かうのか
2026年2月8日の衆院選で、チームみらいは比例代表で381万3,749票を獲得し、得票率6.66%、11議席という大躍進を果たしました。
設立からわずか9カ月での11議席獲得は、近年の新党としては異例中の異例です。
目標とした5議席を大幅に上回る議席が獲得できるとの見通しについて、「消費税減税に反対する人の受け皿になった側面がある」と分析した。
引用元: 「本当にチームとして活動を」 安野党首、喜び爆発―みらい【2026衆院選】(時事ドットコム)
チームみらいは今回の衆院選で唯一、消費減税を掲げなかった政党です。
代わりに社会保険料の引き下げや子育て減税の導入を訴え、若者や現役世代からの支持を集めました。
参議院議員として国会に1人しかいなかった状態から、衆議院で11人の仲間を得たチームみらい。
松尾研出身のAIエンジニアが率いるこの新党が、日本の政治をどう変えていくのか、今後も目が離せませんね。
なお、チームみらい幹事長・高山聡史氏の経歴については別記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
まとめ
東大・松尾豊研究室(松尾研)は、日本のAI研究をリードするだけでなく、数多くのAI起業家を世に送り出してきた”登竜門”です。

