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行方不明者情報をSNSで見かけたとき、善意の拡散が逆効果になることがあるというのが結論です。
災害時には、多くの誤った情報が流通・拡散し、迅速・円滑な救助の妨げになり、救助が必要な人に届かない場合なども。ウワサやデマなど偽・誤情報に振り回されて失敗しないためには、どうしたらいいでしょう?
引用元: 良かれと思って拡散した情報がデマだった?!(総務省)
詳しい情報は以下をご覧ください。
行方不明者情報を見たときの正しい対応とは
警察が情報提供を求めているかを確認する
行方不明者の情報を見かけたら、最初に確認すべきは警察や公的機関が正式に情報提供を求めているかどうかです。
警察庁のウェブサイトでは、各都道府県警察が行方不明者に関する情報提供を呼びかけています。
個人がSNSで発信している情報と、警察が公式に発表している情報では、信頼性がまったく異なります。
まずは公式発表を確認する習慣をつけておきましょう。
公式発表と個人投稿を見分けるポイント
SNS上には善意の投稿に混じって、不確かな情報も多く出回っています。
一方で、個人アカウントからの「拡散希望」投稿は、情報の正確性が担保されていない場合があります。
「拡散希望」の文字を見たら、まず立ち止まって情報源を確認することが大切です。
情報提供先は必ず警察へ(SNSで直接連絡はNG)
もし行方不明者を目撃した場合、どこに連絡すべきでしょうか。
答えは明確で、必ず警察に直接連絡することです。
SNSで投稿者に直接DMを送ったり、コメント欄に書き込んだりするのは避けましょう。
こうした基本を押さえておくだけで、トラブルを避けることができます。
この動画ではネット中傷の実態と被害者の声を解説。
SNSでやってはいけない5つの行動
顔写真や個人情報の無断転載・加工
行方不明者の顔写真を見つけて「拡散しなきゃ」と思う気持ちは理解できます。
しかし、警察が公開していない写真や情報を勝手に拡散することは問題になりえます。
インターネット上の偽・誤情報を信じて、特定の人物や出来事などの誤った情報の投稿をしたり、その投稿を流通・拡散させたりした場合、偽計業務妨害や詐欺の罪に問われる場合、また損害賠償責任を負う場合もあります。
引用元: インターネット上の偽情報や誤情報にご注意!(政府広報オンライン)
特に、画像を加工してコラージュにしたり、関係ない情報と組み合わせたりする行為は絶対に避けてください。
「誘拐では?」「事件では?」など憶測の拡散
行方不明の原因について、根拠のない憶測を広めることは非常に危険です。
「事件に巻き込まれたのでは」「誘拐かも」といった推測は、ご家族をさらに苦しめることになります。
警察の捜査が進めば、必要な情報は公式に発表されます。
私たちがすべきは「待つこと」であり、「推理ごっこ」ではありません。
病気・家庭環境など背景の詮索と暴露
行方不明者の病歴や家庭環境を詮索し、SNSに書き込む行為は最も悪質です。
プライバシーの侵害は明確な不法行為であり、損害賠償請求の対象になりえます。
公然と事実を適示し、人の名誉を毀損した者は、その事実の有無にかかわらず、3年以下の懲役若しくは禁固、または50万円以下の罰金に処する。
引用元: デマの拡散は犯罪として問えるのか(ベンナビIT)
「情報を集めて発信している自分は正義」という錯覚に陥らないよう注意しましょう。
この動画ではSNSでのデマと誹謗中傷の問題について詳しく解説しています。
本当に役立つ協力の仕方
公式の捜索情報だけをシェアする
拡散協力をしたいなら、警察や報道機関が発表した公式情報のみをシェアするのがベストです。
これらの情報には、連絡先や特徴などが正確に記載されています。
不確かな個人投稿を拡散するより、公式情報を1回シェアする方がはるかに有益です。
目撃情報は警察に直接連絡する
もし行方不明者らしき人物を見かけた場合、どうすべきでしょうか。
答えは一つ、警察に直接連絡することです。
SNSに「〇〇で見ました」と書き込むのではなく、警察署の電話番号に連絡してください。
その方が確実に捜査に活かされます。
発見後は速やかに拡散を止める
見落としがちなのが、発見後の対応です。
行方不明者が無事に見つかった後も、古い投稿がネット上に残り続けることがあります。
発見後も情報が残っていると、本人やご家族のプライバシーを侵害し続けることになります。
「シェアしたら終わり」ではなく、その後の対応まで責任を持ちましょう。
この動画では拡散希望の注意点について解説しています。
まとめ
行方不明者情報の拡散は、正しい方法で行えば協力になり、間違った方法で行えば二次被害になります。
この情報を知っているかどうかで、あなたの行動は大きく変わるはずです。
周りの人にもぜひ伝えてみてください。


しかし、その善意が二次被害を生んでしまうケースが後を絶ちません。
過去には、行方不明者のご家族がネット上の誹謗中傷やデマに苦しめられた事例も報告されています。