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大分市佐賀関で発生した大規模火災で、消火活動のため火災現場周辺に制限区域(規制線)が設定されているという状況です。
大分市佐賀関で18日夕に発生し住宅など170棟以上に延焼した火事は、19日も消火活動が続いた。立ち入りが規制され、自宅の様子を確認出来ない住民たちは、もどかしそうに鎮火を待った。
引用元: 大分市佐賀関の火災、JX金属製錬佐賀関製錬所が独身寮の空き部屋提供へ(読売新聞オンライン)
詳しい情報は以下をご覧ください。
大分佐賀関火災の制限区域とは
制限区域(規制線)が設定された理由
制限区域が設定された理由は、消火活動を安全に行うためと二次災害を防ぐためです。
20日夕方に大分市は「住宅がある地域については、これ以上の延焼のおそれが無くなる鎮圧状態になった」と発表しました。
しかし、鎮圧と鎮火は異なります。
大分市で18日夕方に発生し、住宅を含む建物およそ170棟に延焼して1人が死亡した大規模な火災で、市は20日、住宅がある地域については、これ以上の延焼のおそれが無くなる「鎮圧状態」になったと明らかにしました。
引用元: 大分市佐賀関 大規模火災 住宅がある地域「鎮圧状態」に(NHKニュース)
このような状況のため、消防や警察が立入禁止の規制線を張って、安全を確保しているのです。
制限区域の具体的な範囲
制限区域の具体的な範囲は、大分市佐賀関の西町、東町、田中の一部です。
大分市の公式発表によると、交通規制によりごみの収集ができない地域として「西町、東町、田中の一部」が挙げられています。
11月18日佐賀関で発生した大規模火災に伴い、現在も消火活動が続いていることから、交通規制等によりごみの収集ができない地域(西町、東町、田中の一部)があります。
引用元: 佐賀関大規模火災 まとめページ(大分市公式サイト)
焼損範囲は約4万8900平方メートルに及び、これは東京ドームの約1個分の広さに相当します。
周辺の山林も10カ所程度焼けており、約1.4キロメートル離れた無人島の蔦島にも飛び火で延焼しました。
住民が立ち入れない状況の説明
住民の方々は、規制線の外から自宅の様子を見守ることしかできない状況が続いていました。
避難所で暮らす住民の方からは、「家がどうなっているのか心配で眠れない」「思い出の品が無事か確認したい」という声が上がっていました。
22日からは、警察や消防の付き添いのもとで、被災者がバスで送迎され、規制区域内の自宅の状況を確認できるようになりました。
この取り組みについては、次のセクションで詳しく説明します。
制限区域の解除はいつ?
現在の消火活動と鎮圧状況
現在の消火活動は、自衛隊のヘリコプターと地元消防が協力して継続中です。
大分県は19日午前9時に陸上自衛隊に災害派遣を要請し、佐賀県の目達原駐屯地から多用途ヘリコプターが派遣されました。
20日夕方に住宅エリアは鎮圧状態となりましたが、山林部分ではまだ消火活動が続いています。
大分市の足立信也市長は、視察後に「火種が消し止められれば20日にも鎮圧に近づくが、鎮火にはもう数日かかるだろう」との見通しを示していました。
視察した大分市の足立信也市長は「火種が消し止められれば20日にも鎮圧に近づくが、鎮火にはもう数日かかるだろう」との見通しを示した。
引用元: 大分で大規模火災、170棟以上に延焼(日本経済新聞)
完全な鎮火までには、まだ時間がかかる見込みです。
22日から始まった自宅確認の取り組み
22日から、被災者が警察や消防に同行してもらい、規制区域に入って自宅の状況を確認できるようになりました。
NHKの報道によると、22日で火災発生から5日目となりましたが、まだ鎮火の見通しは立っていない状況です。
大分市佐賀関で大規模な火災が発生して22日で5日目となりますが、まだ鎮火の見通しは立っていません。22日から被災者が警察や消防に同行してもらい、規制区域に入って自宅の状況を確認しています。
引用元: 大分 大規模火災5日目 被災者が規制区域の自宅の状況確認(NHKニュース)
自宅が全焼してしまった住民の方もいれば、幸いにも延焼を免れた住民の方もいます。
警察官が付き添う形で、被災者は自宅の前まで行き、被害状況を確認することができます。
この自宅確認は段階的に進められており、すべての被災者が確認を終えるまでには、もう少し時間がかかる見込みです。
完全解除の見通しと条件
完全解除の見通しは、完全に鎮火してから、さらに建物の安全確認が終わった段階となります。
現時点では、まだ完全鎮火に至っていないため、具体的な解除時期は発表されていません。
大分市は、被災者の生活再建を支援するため、避難所での食事提供や、仮設住宅の準備を進めています。
JX金属製錬佐賀関製錬所は、社員の独身寮の空き部屋31室を、希望する被災者に提供する準備をしています。
知らないと不安になる情報ですので、大分市の公式サイトをこまめにチェックしておくとよいでしょう。
火災が大規模化した3つの理由
強風注意報下での火災発生
火災が発生した18日、大分市には強風注意報が出ていました。
大分大学減災・復興デザイン教育研究センターの小西忠司客員教授は、「火災の延焼という点では2つありまして、まず強風ということが条件にあります。かなり強風によって延焼が広がったというのがひとつ」と分析しています。
火災の延焼という点では2つありまして、まず強風ということが条件にあります。かなり強風によって延焼が広がったというのがひとつと、 地形的なもので住宅密集地ということがあります
引用元: なぜここまで延焼拡大?170棟以上燃える大規模火災(TOSテレビ大分)
住民の証言によると、「風速10メートルくらい。湾に白波が立っていた」とのことです。
火災発生から日付が変わる頃も、午前3時頃になっても、風速10メートル前後の風が吹き続けていました。
今回の火災も、強風が大きな被害をもたらした要因の一つです。
木造住宅が密集した地域特性
佐賀関の火災現場は、木造の住宅が密集した地域でした。
大分市災害対策本部によると、佐賀関地区は戦前から続く集落で、築数十年の木造住宅が多かったとのことです。
大分市災害対策本部によると、佐賀関地区は戦前から続く集落で、築数十年の木造住宅が多かった。
引用元: 大分市佐賀関で延焼170棟超の火災、集落は住宅が近接し延焼しやすい構造(日経クロステック)
狭い道路が多いため、消防車が現場まで到達しにくく、初期消火が遅れた可能性があります。
また、空き家が多かったことも、初期消火がうまくいかず火災を拡大させた恐れがあると指摘されています。
地形的にも、海から山に向かってなだらかな傾斜になっており、そういう傾斜地で火災が広がったことも要因の一つです。
1.4km離れた島まで延焼した飛び火
今回の火災で特に驚くべきことは、火災現場から約1.4キロメートル離れた無人島の蔦島にも延焼したことです。
東京大学先端科学技術研究センターの廣井悠教授は、専門家の立場から詳しく分析しています。
火元から吹きあげる火炎や熱気流に乗って火粉が舞い上がり、風に流されるなどして地物の上に落下し着火する「飛び火」現象による火災の拡大は、糸魚川市大規模火災、輪島市大規模火災、大船渡市林野火災など近年の大規模火災いずれにおいても見られ、今回も約1.4km離れた島しょ部で本火災による飛び火が確認されたようです。
引用元: 2025年11月18日に発生した大分県佐賀関大火はなぜここまで大規模になったのか?(Yahoo!ニュース・廣井悠)
過去の文献からは、風速10メートル前後で1キロメートルから2キロメートルを飛んだ飛び火が記録されています。
自衛隊のヘリコプターは、この蔦島への放水活動も行っています。
こうした飛び火の危険性があるため、完全鎮火までは規制区域を解除できないのです。
まとめ
大分市佐賀関の大規模火災では、消火活動と安全確保のため制限区域が設定されています。
被災された方々は、一日も早く自宅に戻りたいと願っておられることでしょう。
しかし、安全第一で進められる消火活動と復旧作業を、温かく見守ることが大切です。
被災された皆様の一日も早い生活再建を、心よりお祈り申し上げます。


しかし、完全な鎮火には至っておらず、安全確保のため火災現場周辺に立入禁止の制限区域が設けられています。
被災された住民の方々は、自宅の様子を確認することもできず、もどかしい思いで過ごされています。