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「痩せぎす」は誤字じゃなくて正しい日本語って知ってましたか?
[名・形動]《「ぎす」は「ぎすぎす」、または魚の鱚(きす)からか》からだがやせて骨ばっていること。また、そのさま。
引用元: 痩せぎす(コトバンク)
語源や使い方について、詳しく見ていきましょう!
「痩せぎす」の正しい意味と読み方
「痩せすぎ」と語順が逆だから「誤字かな?」って思っちゃいますよね。
でも実は、デジタル大辞泉や新明解国語辞典などの主要な国語辞典にしっかり掲載されている正式な日本語なんです。
小説や文学作品でも頻繁に使われてきた歴史ある表現です。
「痩せぎす」と「痩せすぎ」の違い
「痩せぎす」と「痩せすぎ」は完全に別の言葉です。
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| 痩せぎす | 体が痩せて骨ばって見える様子や、そのような人を表す名詞・形容動詞 |
| 痩せすぎ | 痩せている度合いが過度であることを表す言葉 |
「痩せぎす」は「痩せ+ぎす」という組み合わせで、「ぎす」という語順を逆にして作られた言葉ではありません。
つまり、「すぎ」と「ぎす」を入れ替えたわけじゃないんです。
この動画では、日本語の間違いやすい言葉について詳しく解説されています。
動画で紹介されている通り、日本語には誤用されやすい言葉がたくさんあります。
「痩せぎす」もその一つとして、多くの人が「痩せすぎ」の誤字だと勘違いしているんですね。
なぜ「痩せぎす」は誤字だと思われるのか
「痩せすぎ」という言葉の方が日常的によく使われるため、「痩せぎす」を見ると違和感を覚えるという心理が働くんです。
特にSNSや小説で初めて「痩せぎす」という言葉を見た人は、「あれ、これタイポ(誤植)じゃない?」って思っちゃいますよね。
こういう「実は正しい日本語だった」系の発見、友達との会話で使えるネタになりますよね。
「痩せぎす」の語源と由来
では、なぜ「痩せぎす」という言葉が生まれたのでしょうか。
「ぎす」の語源は実ははっきりとわかっていないんです。
語源の有力説① 「ぎすぎす」から
この「ぎすぎす」から「ぎす」が取られて、「痩せ+ぎす」で「痩せぎす」になったという説です。
確かに、痩せて骨ばった体つきって「ぎすぎす」してるイメージありますよね。
語源の有力説② 魚の「鱚(きす)」から
もう一つの説は、魚の「鱚(きす)」から来ているというものです。
魚の名前が体型を表す言葉になるって、面白いですよね。
日本語の語源って、こういう意外な由来があるから調べてみると楽しいです。
この動画では、言語学の視点から日本語の面白さが解説されています。
言語学の専門家でも、言葉の誤字や誤用について頭を悩ませることがあるんですね。
私たちが「痩せぎす」を誤字だと思っちゃうのも、無理ないことなのかもしれません。
「痩せぎす」の使い方と例文
では、実際に「痩せぎす」はどのように使われるのでしょうか。
文学作品や小説で頻繁に登場する表現です。
文学作品での使用例
| 作品名 | 作者 | 使用例 |
|---|---|---|
| 「高瀬舟」 | 森鷗外 | 「この痩肉の、色の蒼白い喜助」 |
| 「野菊の墓」 | 伊藤左千夫 | 「痩せぎすであったけれども顔は丸い方で」 |
| 「妖婆」 | 芥川龍之介 | 「色の白い、眉の迫った、痩せぎすな若主人」 |
| 「女客」 | 泉鏡花 | 「口許の緊った、痩せぎすな、眉のきりりとした風采」 |
こうやって見ると、明治・大正時代から現代まで、日本文学で長く使われてきた言葉だということがわかります。
決して最近生まれた新しい言葉じゃないんです。
現代での使い方
ただし、日常会話で使う機会は少ないかもしれません。
どちらかといえば、文章や小説、フォーマルな場面で使われることが多い言葉です。
この動画では、外国人が間違えやすい日本語について紹介されています。
外国人だけでなく、日本人でも間違えやすい日本語ってたくさんありますよね。
「痩せぎす」も、知らないと誤字だと思っちゃう言葉の一つです。
類語と関連表現
「痩せぎす」と似た意味を持つ言葉もいくつかあります。
| 類語 | 意味 |
|---|---|
| 痩せ肉(やせじし) | 痩せた体のこと。反対語は「太り肉」 |
| 痩せっぽち | ひどく痩せていること。あざけるニュアンスあり |
| ぎすぎす | 痩せて角張っている様子 |
| 我利我利(がりがり) | ひどく痩せている様子 |
こういう類語を知っておくと、表現の幅が広がりますよね。
文章を書くときに、同じ言葉ばかり使わずに済みます。
まとめ
「痩せぎす」は誤字ではなく、国語辞典にも載っている正式な日本語です。
X(旧Twitter)で「痩せぎすって誤字じゃない?」という投稿が話題になったように、多くの人が「痩せすぎ」の誤植だと勘違いしています。
でも実際には、「痩せぎす」と「痩せすぎ」は完全に別の言葉で、語順を入れ替えた関係にもありません。
こういう「実は正しい日本語だった」という発見、また新しい言葉を調べたくなっちゃいますよね。
日本語の面白さや奥深さを感じるきっかけになると思います。
こういう言葉の豆知識、定期的にチェックしておくと会話のネタとして使えますよ。


「痩せすぎ」と語順が逆だから混乱しちゃうのも無理ないですよね。
こういう勘違いされやすい日本語、定期的にチェックしておくと会話のネタになりますよ。