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有楽製菓のチョコレートバー「ブラックサンダー」が、発売30周年を迎えた前期(7月期)に売上高196億円と過去最高を記録しました。
30周年記念の「30の楽雷」施策とカカオショックによる価格優位性が奏功し、前々期比19%増という大幅な伸びを実現しています。
「30の楽雷」は、昨年9月に「ブラックサンダー」発売30周年を迎えたことを契機に立ち上げたもので、1年間かけて30の施策を順次実施した。これにより「常に『ブラックサンダー』の情報を発信し続けている状態であったため、お客様の意識の中にも『ブラックサンダー』が想起されやすく、いろいろな場面で思い出していただく機会を多くつくれたのが大きかった。話題にしていただくことで、店頭の導入率も上がるといった相乗効果もみられた」という。
引用元: 有楽製菓、「ブラックサンダー」大幅増で売上と利益が前期過去最高 30周年施策が奏功 カカオショックも追い風か(食品新聞)
ブラックサンダー30周年で売上過去最高196億円を達成
1994年の発売から30年、ブラックサンダーがついに売上高196億円という大台に到達しました。
この快挙の背景には、綿密に計画された30周年記念施策と、思わぬ追い風となったカカオショックがあります。
- ①前期売上高は前々期比19%増の196億円で過去最高を記録
- ②「30の楽雷」施策で1年間継続的に情報発信を実施
- ③カカオショックによる他社商品からの流入効果
前期業績は前々期比19%増の196億円
有楽製菓の前期(7月期)業績は、チョコレートバーブランド「ブラックサンダー」の販売が大幅伸長したことで、売上と利益が過去最高を記録しました。
前期売上高は前々期比19%増の196億円に達し、各段階利益は増収効果が原材料高騰などのコストアップを打ち返してプラスで着地しています。
2024年9月30日、取材に応じた河合辰信社長がこの快挙を明らかにしました。
同社は売上高300億円を目標に活動してきた中で、前期に200億円に手が届くところまで到達できたことは大きな意味を持ちます。
河合社長は「300億円達成も現実味を帯びてきたが、前期業績は外的な要因も大きいので、単純に我々の実力だけではないことはしっかり理解する必要がある」と気を引き締めています。
「30の楽雷」施策が奏功
好調要因について河合社長は、「30の楽雷」施策とカカオショックの2つを挙げています。
「30の楽雷」は、昨年9月に「ブラックサンダー」発売30周年を迎えたことを契機に立ち上げた施策で、1年間かけて30の施策を順次実施しました。
これにより「常に『ブラックサンダー』の情報を発信し続けている状態であったため、お客様の意識の中にも『ブラックサンダー』が想起されやすく、いろいろな場面で思い出していただく機会を多くつくれたのが大きかった」と河合社長は説明します。
話題にしていただくことで、店頭の導入率も上がるといった相乗効果もみられました。
30周年ロゴを記載した限定パッケージの販売や、「ブラック30周年ダー」という特別パッケージなど、ユニークな施策が消費者の注目を集めました。
カカオショックが追い風に
カカオショックについては、チョコレートの使用比率が高く値上げ幅が大きい商品からの流入があったとみられています。
「カカオショックの影響で、当社も値上げせざるを得ない状況になったが、『ブラックサンダー』は、ココアクッキーとプレーンビスケットをチョコレートでコーティングしているため、相対的にチョコレートの使用比率が低いということもあって、お客様に選んでいただける機会が増えたと考えている」と河合社長は語ります。
この見方を裏付ける動きとして、アイテム別では、値頃感のあるファミリーパックが著しく伸長しました。
ブラックサンダーは2024年9月に1本35円から40円(税抜)に値上げしましたが、それでも他社のチョコレート菓子と比べて価格競争力を維持しています。
ブラックサンダーの歴史を振り返る
ブラックサンダーの30年の歴史は、まさに波乱万丈の物語です。
誕生から一度は販売中止の危機に直面し、九州での人気を契機に復活を遂げ、体操選手の一言で全国的なブームを巻き起こしました。
- ①1994年に愛知県豊橋市で誕生、翌年に販売中止の危機
- ②2008年の体操選手効果で年間出荷本数が急増
- ③2024年に30周年を迎え、工場見学施設もオープン
1994年の誕生から販売中止の危機
ブラックサンダーは1994年、愛知県豊橋市の豊橋工場(現在は豊橋夢工場に統合)で開発されました。
商品名は、材料のココアクッキーや見た目の黒さから「ブラック」、子供に人気なもの=戦隊モノというイメージから「サンダー」と名付けられました。
しかし、発売当初は販売不振のため、1995年に生産中止となってしまいます。
ところが、九州の担当者から「九州では人気があるから、ぜひ続けて欲しい!」との声があり、九州エリア限定で再販売が決定しました。
ここからブラックサンダーの快進撃が始まります。
2000年にはパッケージをリニューアルし、商品名のカタカナ表記を追加、コピーに「おいしさイナズマ級!」が登場しました。
2003年には商品名をカタカナ表記に変更し、「若い女性に大ヒット中!」というコピーが出現しています。
2008年の体操選手効果で大ブレイク
ブラックサンダーの運命を大きく変えたのが、2008年の出来事です。
某有名体操選手が「現地へ持ち込むほどの大好物です!」と発言したことが大きくメディアに取り上げられ、しばらく品切れが続く状態になりました。
この効果は絶大で、2007年に年間出荷本数3,000万本だったのが、2009年には1億本を突破しました。
2012年のロンドンオリンピックでも、同じ体操選手が現地へ持ち込むほどの大好物として再度メディアに取り上げられ、またまた品切れが続く嬉しい悲鳴となりました。
2017年には年間出荷本数1億6,500万本を突破し、名実ともに国民的チョコレート菓子の仲間入りを果たしています。
この動画では、ブラックサンダーの工場見学施設について詳しく解説されています。
動画タイトル: 「ブラックサンダーの聖地」愛知・豊橋市に初の工場見学施設 “ブラックサンダーワク⚡ザクファクトリー” 5月27日にオープン
チャンネル名: CBCニュース【CBCテレビ公式】
著作権: この動画の著作権は、動画のアップロード者に帰属します。
動画で紹介されている通り、ブラックサンダーの工場見学施設は豊橋市に新たな観光スポットを生み出しています。
2024年に30周年を迎える
2019年にブラックサンダー25周年を迎え、25周年ロゴを記載した限定パッケージを販売しました。
2021年には9月6日(クロ)を「ブラックサンダーの日」と制定し、ブランドの認知度向上に努めています。
2024年、ブラックサンダーはついに30周年を迎えました。
30周年を記念して、なんとロゴが「ブラック30周年ダー」になった特別パッケージを販売するなど、ユニークな施策を展開しています。
2025年には、1994年から愛知県豊橋市の「豊橋銘菓」として地域の皆様に愛され支えられてきたブラックサンダーが「豊橋観光アンバサダー(とよはしアンバサンダー)」に就任しました。
同じく2025年には、愛知県豊橋市の豊橋夢工場内にブラックサンダー史上初となる工場見学施設「ブラックサンダー ワクザクファクトリー」がオープンし、ファンの間で大きな話題となっています。
ブラックサンダーはどこで買える?価格は?
ブラックサンダーの人気の秘密は、その手軽さと入手しやすさにもあります。
全国のコンビニやスーパーで購入できるほか、直営店やオンラインショップでは限定商品も手に入ります。
- ①全国のコンビニ(セブン、ファミマ、ローソン)で購入可能
- ②価格は1本40円(税抜)、箱買いなら1本30円台も
- ③直営店は東京小平と愛知豊橋、オンラインショップも充実
コンビニやスーパーで全国販売
ブラックサンダーは、全国の主要なコンビニエンスストアで購入できます。
セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップなど、どのコンビニでも取り扱っている可能性が高いです。
スーパーマーケットでも広く販売されており、イオンなどの大手スーパーや地域のスーパーでも見つけることができます。
ファミリーマートでは、ブラックサンダーとコラボレーションした商品を、フラッペ・デザート・焼き菓子などのカテゴリーで継続的に発売しています。
ブラックサンダーの入手しやすさは、その人気を支える大きな要因の一つと言えるでしょう。
価格は1本40円、箱買いがお得
ブラックサンダーの価格は、発売当時の1本30円から、2024年9月に1本40円(税抜)に値上げされました。
これは1994年の発売から2度目の値上げとなります。
通常、コンビニで1本あたり約40〜50円程度で販売されていますが、箱買いなら1本あたり30円台にまで下がることもあります。
10本以上買うなら、確実に「箱」が割安です。
20個入りの箱買いなら、1個あたり36.5円程度で購入できる場合もあり、まとめ買いがお得になっています。
「安くておいしいお菓子を届けたい」という先代社長の思いを胸に、今日も豊橋市でブラックサンダーづくりに励んでいます。
この動画では、ブラックサンダーをグルテンフリーで再現する方法が紹介されています。
動画タイトル: 【グルテンフリー】ブラックサンダーをグルテンフリーで作ろう!グルテンフリー再現!How to make a gluten free Black thunder chocolate.
チャンネル名: yukap
著作権: この動画の著作権は、動画のアップロード者に帰属します。
動画で紹介されている通り、ブラックサンダーの味わいは自宅でも再現できるほどシンプルな構造です。
直営店とオンラインショップも充実
ブラックサンダーの直営店は、全国で2店舗だけです。
東京都小平と愛知県豊橋にある工場直営店では、こだわりの商品が販売されています。
直営店限定の「トースト専用ブラックサンダー」は、2020年から販売が開始され、徐々に販売数が増え、個数制限をした時期もあるほどの人気商品です。
現在は有楽製菓公式オンラインショップからも購入できるようになっています。
オンラインショップでは、公式店限定・地域限定の「ブラックサンダー」やオリジナルグッズも販売中です。
「白いブラックサンダー」や「トースト専用ブラックサンダー」など、公式オンラインショップならではの商品ラインナップが魅力です。
有楽製菓公式オンラインショップのほか、楽天店、Yahoo!店、Amazon店も展開しており、お好みのプラットフォームで購入できます。
この動画では、ブラックサンダー初の工場見学施設について詳しく紹介されています。
動画タイトル: 【ブラックサンダー初の工場見学】豊橋が誇る”銘菓”に新施設! “チョコにつかる”疑似体験
チャンネル名: 中京テレビNEWS
著作権: この動画の著作権は、動画のアップロード者に帰属します。
動画で紹介されている通り、工場見学施設では「チョコにつかる」疑似体験など、ユニークな体験ができます。
まとめ
ブラックサンダーは、1994年の誕生から30年を経て、売上高196億円という過去最高の業績を達成しました。
「30の楽雷」施策による継続的な情報発信と、カカオショックによる価格優位性が奏功し、前々期比19%増という大幅な伸びを実現しています。
全国のコンビニやスーパーで手軽に購入でき、1本40円という手頃な価格も魅力です。
家族との会話のきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

