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日本ハムの細野晴希投手が、2026年3月31日のロッテ戦でノーヒットノーランを達成した。
日本ハムの細野晴希投手が31日、エスコンフィールドで行われたロッテ戦でパ・リーグ36人目、史上91人目103度目のノーヒットノーランを達成した。2023年から本拠地を移したエスコンフィールドでは初の達成者となった。
引用元: 日本ハム細野晴希、ノーヒットノーラン達成 史上91人目103度目偉業…球団日本人31年ぶり(Full-Count)
詳しい情報は以下をご覧ください。
ノーヒットノーランって何?どれくらいすごい記録なの?
ノーヒットノーランの定義と完全試合との違い
ノーヒットノーランとは、先発投手が9イニング以上を投げ切って、相手チームにヒットも得点も1つも許さずに勝利する試合のことだ。
「ノーラン」の「ラン(Run)」は野球用語で「得点」を意味する。つまり直訳すると「無安打無得点」ということになる。
どちらも投手にとって最高の勲章だが、完全試合のほうがさらに難易度が高い。ちなみに日本プロ野球で完全試合を達成したのは歴代16人しかいない。
野球に詳しくない方でも「9回投げてヒット0本」と聞けば、そのとんでもなさが伝わるのではないだろうか。
NPBで91人目・103度目という数字で見る「とんでもなさ」
日本プロ野球は1936年に始まり、約90年の歴史がある。その中でノーヒットノーランを達成した投手はわずか91人、通算103度しかない。
プロ野球では毎年何千試合もの公式戦が行われている。その中で年に1回あるかないかの記録と考えると、いかに希少な偉業かがわかる。
知らないと損する野球の豆知識なので、ぜひ覚えておきたい。
この動画では細野晴希のノーヒットノーラン全アウトシーンを解説。
佐々木朗希や山本由伸など近年の達成者たち
近年のノーヒットノーラン(完全試合含む)達成者を振り返ると、そうそうたる顔ぶれが並ぶ。
| 達成年 | 投手名 | 所属 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2022年4月 | 佐々木朗希 | ロッテ | 28年ぶりの完全試合 |
| 2022年5月 | 東浜巨 | ソフトバンク | ノーヒットノーラン |
| 2022年6月 | 今永昇太 | DeNA | ノーヒットノーラン |
| 2022年6月 | 山本由伸 | オリックス | ノーヒットノーラン(1回目) |
| 2022年8月 | ポンセ | 日本ハム | ノーヒットノーラン |
| 2023年8月 | 石川柊太 | ソフトバンク | ノーヒットノーラン |
| 2023年9月 | 山本由伸 | オリックス | 2年連続2回目 |
| 2024年5月 | 戸郷翔征 | 巨人 | ノーヒットノーラン |
| 2024年6月 | 大瀬良大地 | 広島 | ノーヒットノーラン |
| 2026年3月 | 細野晴希 | 日本ハム | エスコン初の達成 |
2022年は佐々木朗希の完全試合を含め、なんと5人が達成した「ノーノーラッシュ」の年だった。細野晴希は大瀬良大地以来、約2年ぶりの達成者ということになる。
SNSでも話題になっているので、野球ファンなら押さえておきたい情報だ。
細野晴希はどんな選手?経歴とプロフィールまとめ
東京都八王子市出身、東亜学園から東洋大へ
細野晴希(ほその はるき)は2002年2月26日生まれ、現在24歳。東京都八王子市の出身だ。
小学2年生の時に「交友ビクトリーズ」で野球を始めた。中学は東海大菅生中等部に進学し、3年夏には都大会ベスト4に進出している。
高校は東亜学園に進み、1年時からベンチ入り。2年秋には東京都選抜にも選出された実力者だったが、甲子園出場は叶わなかった。3年夏は東東京大会の初戦で敗れている。
卒業後は東洋大学に進学し、ここから大きく飛躍することになる。
アマチュア左腕史上最速158km/hを叩き出した大学時代
東洋大学では猛烈なウエイトトレーニングに取り組み、高校時代140km/hだった球速を大学1年秋には148km/hまで伸ばした。
大学時代のチームは2部リーグへの降格を経験するなど、決して順風満帆ではなかった。しかし細野自身は着実に成長を続けた。
4年春には2部リーグで投手4冠を達成し、チームの1部昇格に大きく貢献。日米大学野球選手権大会では最優秀投手賞を受賞している。
細野は2023年のドラフト1位で東洋大から入団。今季で3年目。昨季は6試合に先発して3勝1敗、防御率1・51だった。
引用元: 日本ハム・細野晴希 本拠開幕戦でノーノー達成!エスコン初の快挙(スポニチアネックス)
ここまで読んだなら、この選手の経歴がいかに「規格外」かが伝わったのではないだろうか。
この動画ではノーヒットノーラン達成試合のハイライトを紹介。
2023年ドラフト1位で日ハム入団、2年目に防御率1.51の衝撃
2023年10月のドラフト会議では、日本ハムとロッテが1位指名で競合。抽選の結果、日本ハムが交渉権を獲得した。
ただし細野自身はストレートの1位指名ではなかったこともあり、当時は悔しさをにじませるコメントも残している。
そして3年目の2026年、開幕ローテーション入りを果たし、本拠地開幕戦という大舞台でノーヒットノーランという最高の結果を出してみせた。
周りでも注目されている選手なので、今のうちにチェックしておきたい。
【エスコン初】3月31日ロッテ戦ノーヒットノーランの全投球
初回いきなり四球→でもそこから怒涛の三振ショーが始まった
2026年3月31日、エスコンフィールド北海道での本拠地開幕戦。日本ハムは開幕からソフトバンクに3連敗を喫しており、チームにとっても大事な一戦だった。
先発マウンドに上がった細野は、初回いきなり先頭の高部瑛斗に四球を与えてしまう。
「大丈夫か?」とファンがざわついたその直後、続く藤原恭大をショートゴロ併殺に仕留めて流れを引き戻した。
ここからの細野は別人だった。2回、3回と3者凡退。4回に死球で走者を出したものの、それ以外は5回から8回まですべて3者凡退。8回には3者連続三振を奪い、球場のボルテージは最高潮に達した。
23年ドラ1左腕が今季の飛躍を予感させる快投だった。150キロの直球と切れ味鋭いスライダー、スプリットを武器に三振の山を築いた。
引用元: 日本ハム・細野晴希がノーヒットノーラン 快挙目前で清宮幸が失策(デイリースポーツ)
9回2死、清宮まさかのエラー!「うそだろ…」球場が凍った瞬間
ノーヒットのまま迎えた9回表。球場の誰もが「あと3人」を意識していた。
代打・岡大海を投手強襲の内野ゴロに打ち取り、1アウト。続く小川龍成も遊ゴロに仕留めて2アウト。あと1人だ。
代打・山口航輝の打球はファーストへのゴロ。捕れば偉業達成、のはずが一塁手の清宮幸太郎がまさかの捕球ミス。球場が一瞬、静まり返った。
そして最後のバッター、藤原恭大。細野は渾身のストレートで見逃し三振に仕留め、プロ通算9試合目にしてノーヒットノーランを達成した。
マウンドにはチームメイトが殺到し、もみくちゃに。新庄監督もベンチから飛び出して拍手を送った。
期間限定の感動シーンなので、見逃さないようにチェックしておきたい。
「吐き気がする。これが緊張か」本人コメントが熱すぎる
試合後のヒーローインタビューや囲み取材での細野のコメントが、ファンの間で大きな話題になっている。
さらに道新スポーツの一問一答では「吐き気がする。これが緊張か」という言葉も飛び出した。24歳の若者が大舞台で感じたプレッシャーの大きさが伝わってくる。
ープロ通算9試合目でこのような記録を残すことができたことについてはどうか
「9試合目ですけど、3年目なので。9試合以上に成長してるなと感じました」引用元: 【一問一答】細野晴希 野球人生初のノーヒットノーラン達成(道新スポーツ)
新庄監督も「いや、実は6回から(ノーヒットノーランを)確信していた。それぐらいいいピッチングだった」と絶賛。9回には150km/hを記録しており、最後まで球威が衰えない圧巻の投球だった。
この動画では元プロ野球選手・高木豊が細野のノーノーを解説している。
まとめ
細野晴希のノーヒットノーランは、エスコンフィールド初・史上91人目という歴史的な快挙だった。
プロ通算わずか9試合目、しかも初完投でノーヒットノーランを達成するという「出来すぎ」のストーリー。東京都八王子市出身の24歳左腕が、北海道の新本拠地で歴史に名前を刻んだ。

