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ランリュックとは、ランドセルの機能性とリュックの軽さを兼ね備えた通学用バッグのことです。
ランリュックはナイロンなどの合成繊維が使われており、人工皮革や牛革を使用するランドセルと比較して軽量な設計。価格も比較的安価で、費用を抑えられるのもメリットです。
引用元: ランリュックのおすすめ18選。通学を快適にサポートするアイテム(SAKIDORI)
詳しい情報は以下をご覧ください。
ランリュックって何?実は1968年から存在していた通学バッグ
「ランリュック」という言葉をニュースで初めて聞いたという方も多いかもしれません。
でも実は、このカバンには半世紀以上の歴史があるんです。
ここではランリュックの成り立ちから、なぜ今になって注目されるようになったのかを見ていきましょう。
元祖は京都のマルヤスが作った「ランリック」だった
ランリュックの元祖は、京都に店舗を持つ株式会社マルヤスが1968年(昭和43年)に開発した「ランリック」という製品です。
本来のランリュックとは、京都に店舗を持つ株式会社マルヤスにより商標登録されている製品名です。正式名称がランリックで、ランリュックも合わせて商標登録しています。
引用元: ランリュックのおすすめブランドは?軽くて安いランドセルリュックを紹介(ランドセルナビ)
開発のきっかけは、「ランドセルが高くて買えない」という保護者からの相談だったそうです。
校長先生がマルヤスに開発を依頼したことから始まったというエピソードには、当時の家計事情が垣間見えますね。
ちなみに「ランリュック」は厳密にはマルヤスの商標ですが、現在では軽量通学バッグ全般を指す通称として広く使われています。
京都・滋賀では昔から指定カバンだった地域もある
「ランリュックなんて聞いたことない」という方が大半だと思いますが、実は地域によっては昔からおなじみの存在でした。
つまり京都や滋賀の一部地域では、ランドセルではなくランリュックで通学するのが当たり前だったわけです。
全国的に「通学=ランドセル」というイメージが強いですが、実は地域差があったんですね。
こういう話を聞くと、自分が通っていた小学校のルールも地域独自だったんだなと感じる方もいるのではないでしょうか。
全国的に知られるようになったのは2023年頃から
ランリュック自体は昭和からあったものの、全国的に注目されるようになったのはごく最近のことです。
背景には、教科書やタブレットの増加でランドセルが重くなりすぎている問題があります。
「ランドセル症候群」という言葉まで生まれるほど社会問題化したことで、軽量な通学バッグへの関心が高まりました。
さらに、ランドセル以外での通学を認める学校も増えてきたことが、ランリュック普及の追い風になっています。
SNSでも「ランリュックにして正解だった」「ランドセルから買い替えた」という声が増えており、今後もこの流れは続きそうですね。
この動画ではランドセルリュックの実態を解説。
ランリュック・ランドセル・リュック、何がどう違う?
「ランリュックがランドセルとリュックの中間」というのはなんとなくわかるけど、具体的に何がどう違うのか気になりますよね。
ここでは3つを並べて比較していきます。
重さ・価格・耐久性を表で比較してみた
まずは一覧表で全体像をつかんでおきましょう。
| 項目 | ランドセル | ランリュック | 一般リュック |
|---|---|---|---|
| 重さ | 1,000g~1,500g | 800g~1,200g | 500g~700g |
| 価格帯 | 3万~8万円 | 1万~6万円 | 3,000~1万円 |
| 素材 | 人工皮革・牛革・コードバン | ナイロン・ポリエステル | ナイロン・ポリエステル |
| 耐久性 | ◎(6年間使用前提) | ○(製品差あり) | △(通学向けではない) |
| 型崩れ | しにくい | しやすい | しやすい |
| 6年保証 | ほぼ全メーカー対応 | メーカーによる | なし |
ランドセルの最大の魅力は、6年間使い続けられることを前提とした高い耐久性です。一方、ランリュックはナイロンなどの布製が主流で、ランドセルに比べて非常に軽量なのが特徴です。
引用元: ランドセルとランリュックの違いとは?選ぶ際の注意点を解説(フジタのランドセル)
こうして並べてみると、ランリュックはランドセルとリュックのちょうど中間に位置することがよくわかります。
「ランドセルほど重くないけど、普通のリュックより通学向け」というポジションですね。
色は選べてもカバンは選べなかった世代が驚く今の通学事情
今20代後半~30代の方が小学生だった頃を思い出してみてください。
ランドセルの色は赤・黒だけでなく、青やピンク、水色あたりは選べた方も多いのではないでしょうか。
でも「カバンの種類」は選べましたか?
自分の時代を振り返ると、この変化はなかなか驚きですよね。
ちなみにランドセルの平均購入価格は年々上昇しており、現在は5万6千円を超えています。
ランリュックなら1万円台から購入できるモデルもあるので、価格面でも注目を集めているんです。
この動画ではランドセルリュックの背負い心地を街頭で比較しています。
6年間保証がない?学校で禁止?買う前に確認すべきこと
ランリュックを検討する際に、見落としがちなポイントが2つあります。
(フジタのランドセル公式ブログより)
こうした情報は知っておくだけで損することがなくなりますね。
知っておくと話のネタになるランリュック豆知識
ここからは、ランリュックにまつわるちょっとした豆知識をお届けします。
お子さんがいてもいなくても「へぇ〜」と思える話を集めました。
ランドセルが重すぎる問題から生まれた「ランドセル症候群」って?
「ランドセル症候群」という言葉を聞いたことはありますか?
これは、重いランドセルを背負うことで子どもの身体に不調が出る状態を指す言葉です。
教科書のページ数増加に加え、タブレット端末の持ち帰りが始まったことで、通学カバンの総重量は年々増えています。
自分が子どもの頃は「ランドセルが重い」なんてあまり問題にならなかった気がしますが、今の子どもたちは教材の量が昔とは比べものにならないようです。
最近よく聞く「ラン活」は実は年中さんから始まっている
「ラン活」とは、子どもの通学カバン(ランドセルやランリュック)を選ぶ活動のことです。
驚くことに、多くの家庭では年中さん(4~5歳)の時点でラン活をスタートさせています。
人気モデルは早期に完売することもあるため、「欲しいと思ったときが買い時」とも言われています。
そして最近は、ラン活の選択肢にランリュックも加わっているのが今どきの特徴です。
ランドセルだけでなくランリュックも試着して比較検討する家庭が増えています。
この動画では最新のラン活事情を紹介しています。
モンベルやPORTERも参入、通学バッグは今13万円台のモデルまである
ランリュック市場には、意外なブランドが続々と参入しています。
1万6千円から13万2千円まで、価格差はなんと約8倍です。
ランドセル寄りのハイスペックモデルは高価格帯に、リュック寄りのシンプルモデルは低価格帯に分かれる傾向があります。
ここまで読んだなら、もうランリュックについて「何それ?」とは言わない知識が身についたのではないでしょうか。
まとめ
ランリュックとは、ランドセルの機能性とリュックの軽さを組み合わせた通学バッグです。
1968年に京都のマルヤスが開発した「ランリック」が元祖で、実は昭和から存在していました。
通学バッグの選択肢がこれだけ広がっている今、自分の子ども時代との違いに驚いた方も多いと思います。
知っておくだけで、周りとの会話でも「へぇ、そうなんだ」と一歩リードできる知識ですね。
気になった方は、各メーカーの公式サイトもチェックしてみてください。


ナイロンやポリエステルなどの軽量素材で作られており、重さは800g台からとランドセルの約半分程度のモデルもあります。
近年はモンベル・イオン・ニトリといった大手も続々と参入し、通学バッグの選択肢として急速に広まっています。