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【3月26日〜】石油の国家備蓄を放出!つまりどういう状況?Q&A付き解説

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この記事で分かること

◆ 石油の国家備蓄が3月26日から放出開始、今どういう状況なのか

◆ ガソリン価格や生活への影響はいつ・どう出るのか

◆ 「備蓄が尽きたら?」「買い溜めすべき?」など気になる疑問への回答

石油の国家備蓄が3月26日から順次放出されることを、高市首相が3月24日の関係閣僚会議で正式に表明しました。

ホルムズ海峡の封鎖から約1カ月。民間備蓄の先行放出に続き、いよいよ国が直接管理する「最後の砦」にも手をつける段階に入っています。放出規模は過去最大の45日分・約8,000万バレルで、産油国共同備蓄も3月中に放出開始予定です。

高市早苗首相は24日、中東情勢に関する関係閣僚会議で石油の国家備蓄の放出を26日から始めると表明した。民間が保管する15日分を先行して放出しており、国が備蓄する30日分も出す。中東の産油国が日本国内で保管する「産油国共同備蓄」も、3月中に放出が始まる予定だとした。

引用元: 石油の国家備蓄、26日放出へ 首相「経済影響、最小限に」(西日本新聞)

詳しい情報は以下をご覧ください。

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石油の国家備蓄が26日から放出へ・・・つまり今どういう状況?

結論・・・日本の石油供給を守る「3段階の備え」が、いよいよ本丸に突入した段階です

2月末のイラン攻撃→ホルムズ海峡封鎖→原油が届かない、を時系列で整理

ニュースが次々と出てきて「結局いま何が起きてるの?」と混乱している方も多いのではないでしょうか。

ここで一度、時系列を整理しておきます。

① 2月28日 米国・イスラエルがイランを攻撃

② 3月初旬 ホルムズ海峡が事実上の封鎖状態に

③ 3月9日 経産省が全国10カ所の備蓄基地に放出準備を指示

④ 3月11日 高市首相が備蓄放出を表明(IEAの決定を待たず日本単独で)

⑤ 3月16日 民間備蓄15日分の放出開始

⑥ 3月19日 ガソリン補助金が再開(170円目標)

⑦ 3月24日 国家備蓄を26日から放出すると正式発表 ← 今ここ

日本の原油輸入の9割以上は中東からの輸入で、そのほとんどがホルムズ海峡を通っています

この海峡が封鎖されたことで、日本に届く原油が激減する見通しとなり、政府が異例のスピードで動いているわけです。

この動画では石油備蓄放出の背景と政府の対応を解説。

動画タイトルは 【速報解説】石油備蓄最大規模の備蓄放出決定でも原油価格上昇/IEAの合意待たず日本独自放出のワケ

チャンネル名は PIVOT 公式チャンネル

著作権: 動画アップロード者に帰属

民間備蓄→国家備蓄→産油国共同備蓄の「3段階放出」が始まっている

日本の石油備蓄には3つの種類があります。

日本の石油備蓄は「3本柱」で構成

国家備蓄(146日分)は 全国10カ所の基地でJOGMECが管理する原油。経済産業大臣の指示がないと出せない「最後の砦」

民間備蓄(101日分)は 石油元売り・商社が法律で義務付けられて保有する在庫。製品として比較的すぐ出荷できる

産油国共同備蓄(7日分)は UAE・サウジ・クウェートの国営石油会社に日本国内のタンクを貸し出し、緊急時に優先供給を受ける仕組み

今回の放出はこの3つすべてを同時に動かす前例のない対応です。

まず3月16日に民間備蓄15日分が先行放出され、続いて26日から国家備蓄30日分の放出が始まります。

産油国共同備蓄も3月中に動き出す見通しで、赤沢経産相は週内にも売買契約を結ぶ方針を示しています。

こうした情報を知っておくと、ニュースの見え方が変わってきますよね。

254日分のうち45日分を使う計算、残りの備蓄量はどうなる?

「254日分もあるなら大丈夫でしょ?」と思うかもしれません。

確かに2025年末時点の備蓄量は約4億7,000万バレル、日数にして254日分です。

今回放出するのは45日分・約8,000万バレルなので、単純計算で残りは約209日分となります。

ただし注意点があります。254日分という数字は「日本の1日の石油消費量」を基準にした計算です。ホルムズ海峡の封鎖が長期化すれば、新たな原油が入ってこないまま備蓄を使い続けることになります。残り209日分は「最大値」であって、状況次第では想定より早く減っていく可能性もあります。

だからこそ政府は備蓄放出と並行して、サウジアラビアやUAE、さらにはアメリカからの代替調達ルートの確保を急いでいるわけです。

備蓄放出でガソリン価格や生活はこれからどう変わるのか

結論!補助金+備蓄放出の「ダブル対策」で170円に抑える方針です

ガソリン補助金+備蓄放出の「ダブル対策」で170円に抑える仕組み

政府の対策は大きく2つあります。

対策① 石油備蓄の放出は 供給量を増やすことで市場の不安を和らげる「心理的効果」がメイン。原油の国際価格を直接押し下げる力は限定的

対策② ガソリン補助金の再開は 3月19日出荷分から、ガソリン小売価格が170円を超える分を全額補助。消費者の申請は不要で、スタンドで普通に給油するだけでOK

つまり、備蓄放出で「足りなくなるかも」という不安を抑え、補助金で「高くなりすぎる」問題に対処する合わせ技です。

補助金の財源は燃料油価格激変緩和対策基金の残高約2,800億円ですが、政府は予備費から約8,000億円を追加で積み増す方針を固めています。

周りでも「ガソリンが高い」という声をよく聞きますが、この補助金がなかったら200円を超えていた可能性もあります。

この動画では備蓄放出後のガソリン価格の見通しを解説。

動画タイトルは 【石油備蓄の放出始まる】ガソリン価格は今後どうなる? 原油だけじゃなく「LNG」もピンチで電気料金が高騰!?

チャンネル名は MBS NEWS

著作権: 動画アップロード者に帰属

放出から店頭価格に届くまで1〜2週間のタイムラグがある理由

「備蓄を放出した」と聞くと、すぐにガソリンが安くなりそうなイメージがありますよね。

でも実際には、放出決定から店頭価格に反映されるまでに1〜2週間のタイムラグがあります。

国家備蓄の場合はさらに時間がかかります。全国10カ所の基地に原油の状態で保管されているため、元売り会社との売買契約→基地からの払い出し→製油所への輸送→精製→油槽所・給油所への配送という工程が必要です。今回は随意契約で期間短縮が見込まれますが、末端に届くのは4月中旬以降とみられています。

補助金も3月19日出荷分から適用されていますが、各スタンドの在庫が入れ替わるまでは店頭価格に反映されません

実際に安くなるのは3月末〜4月上旬が見込みとされています。

焦らず情報をチェックしていくのが大事ですね。

代替ルート確保も進行中・・・サウジ紅海側やアメリカからの調達とは?

備蓄放出はあくまで「つなぎ」の措置です。

本質的に重要なのは、ホルムズ海峡を通らない代替ルートからの原油調達

赤沢経産相は3月24日、以下の代替ルートを進めていることを明らかにしました。

① サウジアラビアの紅海側「ヤンブー港」での積み込み

② UAEの「フジャイラ港」での積み込み

③ アメリカからの調達拡大

赤沢氏は「ホルムズ海峡を経由しない代替ルートからの調達拡大も進めている」と説明した。サウジアラビアの紅海側のヤンブー港やUAEのフジャイラ港での積み込み、米国からの調達の拡大を挙げた。

引用元: 赤沢経産相「産油国共同備蓄を5日分放出」 週内に売買契約(日本経済新聞)

備蓄でしのいでいる間に代替ルートを確立できるかどうかが、今後の生活に直結するポイントです。

【Q&A】原油備蓄の放出でみんなが気になる疑問をまとめてみた

◆結論ファースト・・・知っておけば慌てなくて済む情報をまとめました

Q. そもそも「国家備蓄」って何?どこにあるの?

国家備蓄とは、1973年のオイルショックを教訓に作られた制度で、国が全国10カ所の専用基地に原油を封印保管しています。

全国10カ所の国家石油備蓄基地

苫小牧東部(北海道)、むつ小川原(青森)、秋田、久慈(岩手)、福井、菊間(愛媛)、白島(福岡)、上五島(長崎)、串木野(鹿児島)、志布志(鹿児島)

管理しているのはJOGMEC(エネルギー・金属鉱物資源機構)で、経済産業大臣の指示がないと原油を出すことができません。

日本が単独で国家備蓄の大規模放出に踏み切るのは、1978年の制度開始以来、事実上初めての事態です。

この動画では備蓄254日分の内訳と今後のリスクを解説。

動画タイトルは 石油備蓄も補助金も無限ではない… 衣服・シャンプーの元原料「ナフサ」には補助金つかず

チャンネル名は TBS NEWS DIG Powered by JNN

著作権: 動画アップロード者に帰属

Q. 備蓄が尽きたらどうなるの?

結論から言うと、日本だけで戦っているわけではありません

IEA(国際エネルギー機関)の32カ国が協調して、合計約4億バレルの石油備蓄を放出することで合意しています。

国際エネルギー機関(IEA)は19日、加盟国が始めた過去最大規模となる約4億バレルの石油備蓄の協調放出について、国別の放出量を公表した。日本は7980万バレルと全体の約2割を占める。放出量は最大である米国の1億7220万バレルに次ぐ2位となり、日米で全体の約6割を占めた。

引用元: IEA、石油備蓄で国別の放出量を公表 日米で全体の6割(日本経済新聞)

日本単独の備蓄が209日分に減ったとしても、国際的な協調体制があること、そして代替調達ルートの確保が進んでいることを考えれば、すぐに「尽きる」という状況にはなりにくいと考えられます。

ただし、ホルムズ海峡の封鎖がどれだけ続くかは誰にもわかりません。

状況が長期化すれば追加の放出も検討されるとIEAのビロル事務局長も示唆しており、国際社会の動きを含めて注視する必要があります。

Q. ガソリンとか灯油を買い溜めした方がいい?

「値上がりする前に満タンにしておこう」「灯油も多めに買っておこうか」・・・そう考える気持ちはすごくわかります。

ただ、ガソリンの買い溜めは実はかなり難しいんです。

ガソリン買い溜めが難しい理由

携行缶での保管は消防法の規制があり、セルフスタンドでは携行缶への給油自体が禁止されています。仮に車の満タン給油を繰り返しても、節約できるのはせいぜい1〜2回分の差額程度。さらにガソリンは時間が経つと劣化するため、長期保管には向きません。

それよりもっと怖いのが、「みんなが一斉に動く」ことで起きるパニック買いです。

3月上旬に一部のスタンドで行列が発生しましたが、あれは実際の供給不足ではなく、不安からの駆け込み給油が原因でした。

パニック買いが本当の品薄を作ってしまうという皮肉な構造になってしまうんですよね。

灯油についても、春に向かって需要が落ちる時期ですので、慌てて大量に買い込む必要性は低いです。

ガソリン補助金で170円程度に抑える措置がすでに動いていますし、普段通りの給油ペースを保つことが、結局いちばん賢い選択と言えそうです。

Q. 結局いつ頃落ち着くの?過去に放出した事例ってある?

過去の放出事例を振り返ると、ある程度の見通しが立てやすくなります。

過去の石油備蓄放出

2011年は 東日本大震災で民間備蓄を放出

2022年は ロシアのウクライナ侵攻で国家備蓄900万バレル+民間備蓄を放出(IEA協調)

2026年(今回)は 過去最大の8,000万バレル。日本単独での国家備蓄大規模放出は事実上初めて

2022年の放出では、入札方式で全量引き渡しに約6カ月かかりました。

今回は随意契約で短縮される見込みですが、ガソリン価格が本格的に落ち着くのは4月中旬〜5月頃になるとみられています。

ただしこれはあくまで「備蓄放出の効果が末端に届く時期」であり、根本的な解決にはホルムズ海峡の通航再開や代替ルートの安定化が不可欠です。

先の見通しが立ちにくい局面だからこそ、最新の公式情報をこまめにチェックしておきたいですね。

Q. 電気代やガス代にも影響するの?

残念ながら、影響はガソリンだけにとどまりません

電気料金は燃料費調整制度を通じて原油・LNG(液化天然ガス)の価格が反映されるため、原油高が続けば数カ月後に値上がりする可能性があります。

また、石油はプラスチック・化学製品の原料(ナフサ)でもあるため、衣服やシャンプー、食品の包装材など幅広い製品の価格に波及するおそれがあります。今回のガソリン補助金の対象にはナフサは含まれていないため、こうした「石油由来の製品」への価格転嫁は避けられない可能性があります。

家計への影響は年間3〜4万円の負担増になるとの試算もあり、エネルギー問題が身近な生活コストに直結していることを改めて実感させられます。

まとめ

石油の国家備蓄が3月26日から放出されるという今回のニュース、ポイントを整理すると以下の通りです。

日本の石油備蓄254日分のうち、過去最大となる45日分・約8,000万バレルが放出されます。民間備蓄はすでに3月16日から先行放出中で、国家備蓄は26日から順次放出。ガソリン補助金との「ダブル対策」で、店頭価格は170円程度に抑制される見込みです。

ここまで読んだ方は、もう「何が起きているのか」はしっかり把握できているはずです。今後も中東情勢や代替調達ルートの進展によって状況は変わっていきますので、資源エネルギー庁の公式サイトもブックマークしておくと安心です。

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日常のちょっとしたギモンから社会派バリバリの硬派な記事まで。あなたの知的好奇心をシゲキするLife Good Trend.Tokyo編集部(※編集長+プロライター数名の少数精鋭)です。お役立ち情報をひたすらご紹介していきます。いつも心に好奇心をお持ちのアナタにピッタリな記事をお届けするべく、今日もガンガン記事を書きます書きます!

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