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紀州のドンファン事件で元妻・須藤早貴被告(30)が二審でも無罪判決を受けたというニュースが日本中に衝撃を走らせています。
2018年に「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の資産家、野崎幸助さん(当時77)が急性覚醒剤中毒で死亡したことを巡り、殺人罪などに問われた元妻の須藤早貴被告(30)の控訴審判決で大阪高裁は23日、無罪とした一審・和歌山地裁の裁判員裁判判決を「間接証拠を慎重に吟味し、不合理ではない」と支持、検察側控訴を棄却した。
引用元: 「紀州のドン・ファン」事件、資産家元妻は二審も無罪 検察控訴退ける(日本経済新聞)
詳しい情報は以下をご覧ください。
【2026年3月23日】紀州のドンファン元妻・須藤早貴が二審も無罪になった理由
大阪高裁の判決内容は「一審の判断は不合理ではない」
大阪高裁の村越一浩裁判長は、一審・和歌山地裁の無罪判決を全面的に支持しました。
判決理由では、一審が間接証拠を慎重に吟味した上で無罪とした判断について「不合理とは言えない」と明言しています。
直接証拠ゼロのまま検察の新証拠も全却下された
この事件の最大のポイントは、須藤被告が覚醒剤を野崎さんに飲ませたという直接的な証拠が一切存在しないということです。
検察側は一審で無期懲役を求刑し、控訴審では「一審判決は証拠を総合的に評価していない」と主張しました。
しかし、検察が請求した新たな証人尋問や証拠調べは、大阪高裁にすべて却下されています。
控訴審で検察側は「一審判決は証拠を総合的に評価していない」と主張。弁護側は控訴棄却を求めていた。検察側が請求した新たな証人尋問や証拠調べは認められず、即日結審していた。
引用元: 「紀州のドン・ファン」事件 元妻、二審も無罪 一審判断「不合理と言えず」―大阪高裁(時事ドットコム)
結局、2025年12月の控訴審初公判はたった1回で即日結審するという異例の展開でした。
「致死量の覚醒剤を飲ませるのは容易ではない」という裁判所の判断
村越裁判長は、「被告が野崎さんに不信感や違和感を持たれることなく、致死量を超える覚醒剤を摂取させることは容易ではない」と指摘しました。
さらに、野崎さん自身が誤って致死量の覚醒剤を摂取した可能性を否定できないとした一審の判断も是認しています。
この事件に対して多くの人がモヤモヤした感情を抱いているのは事実でしょう。
この動画では二審の速報と遺産の行方を解説。
13億円の遺産はどうなる?須藤早貴が「遺留分6億円」を受け取る可能性
野崎幸助の遺言書「全財産を田辺市にキフする」は有効判決
野崎さんは生前、赤いサインペンで「個人の全財産を田辺市にキフする」と書いた遺言書を残していました。
この遺言書の有効性をめぐっては、野崎さんの親族が「無効」として裁判を起こしていましたが、一審・二審ともに「遺言は有効」という判決が出ています。
親族側は現在も上告中ですが、遺言書が有効であれば、原則として遺産は田辺市のものとなります。
無罪確定なら配偶者として遺留分6億5000万円を請求できる
ただし、ここからが複雑なポイントです。
つまり、無罪が確定すれば、須藤被告は正当な配偶者として約6億5000万円を手にする可能性があるということです。
遺言書が有効だということで判決が確定すれば、13億円以上とされる遺産は田辺市が相続することになります。ただ元妻の須藤被告には最低限保証される『遺留分』があります。今回のケースですと元妻の須藤被告は遺産の半分を受け取る権利があることになります。
引用元: “紀州のドン・ファン”不審死 13億円の遺産「遺言は有効」(関西テレビ)
知らないと損する情報ですので、遺産の行方についてもしっかり押さえておきましょう。
田辺市はすでに弁護士費用8000万円を支出、遺産整理は手つかず
遺産を受け取る側の田辺市も、実は大変な状況に置かれています。
野崎さんの遺産には貸金業の債権など現金以外のものが多く、弁護士事務所に委託して整理を進めていますが、これまでに弁護士への委託料だけで約8000万円を支出しているとのこと。
さらに46棟もある不動産の整理もまだ手つかずの状態です。
この動画では状況証拠をめぐる検察の控訴棄却の経緯を解説。
検察は上告する?須藤早貴の現在と今後の展開
大阪高検は「判決内容を精査し適切に対応」とコメント
二審判決を受けて、大阪高検の畑中良彦次席検事は「判決内容を精査した上で適切に対応する」とコメントしました。
上告期限は判決から2週間以内ですので、4月上旬までに検察が上告するかどうかが判明します。
ただし、最高裁は事実認定のやり直しは原則として行いません。
実は須藤早貴は別件詐欺で服役中という衝撃の事実
多くの方が意外に思うかもしれませんが、須藤早貴被告は現在、殺人事件とは別の詐欺罪で刑務所に服役中です。
野崎さんと結婚する前に、別の高齢男性から「海外留学の資金が必要」と嘘をついて約3000万円を騙し取ったとして、懲役3年6カ月の実刑判決を受けています。
つまり殺人罪では無罪であっても、自由の身になるにはまだ時間がかかるということです。
須藤被告は18年5月24日、自宅で野崎さんに致死量の覚醒剤を摂取させ、急性中毒で死亡させたとして、21年5月に起訴された。一審公判で検察側は無期懲役を求刑していた。
引用元: 「紀州のドン・ファン」事件 元妻、二審も無罪(時事ドットコム)
上告しても最高裁で事実認定を覆すのは極めて困難
今後の焦点は検察が上告するかどうかですが、仮に上告しても、最高裁で無罪判決が覆る可能性は極めて低いというのが法律の専門家たちの見方です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 一審判決 | 2024年12月 和歌山地裁で無罪 |
| 二審判決 | 2026年3月23日 大阪高裁で無罪(控訴棄却) |
| 上告期限 | 判決から2週間以内(4月上旬) |
| 最高裁の審理範囲 | 法律問題のみ(事実認定のやり直しは不可) |
| 無罪確定時の遺産 | 遺留分として約6億5000万円を請求可能 |
この事件はSNSでも大きな話題になっており、今後の展開にも注目が集まりそうです。
この動画では元刑事が二審無罪判決を詳しく解説しています。
まとめ
紀州のドンファン事件で元妻・須藤早貴被告は、一審に続き二審でも無罪判決を受けました。

