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「このハゲー!」「違うだろー!」――あの絶叫から9年、豊田真由子氏が2026年衆院選で国政に復帰した。
不倫、失言、金銭トラブル…自民「魔の2回生」に重鎮激怒
引用元: 産経新聞 2017年4月20日付朝刊見出し(産経新聞)
前回の杉村太蔵編に続く「〇〇チルドレン」シリーズ第2弾。
今回は安倍チルドレン「魔の2回生」のやらかし全事件簿と、彼らの現在に迫る。
詳しい情報は以下をご覧ください。
安倍チルドレン「魔の2回生」とは?119人の大量当選と不祥事の始まり
2012年衆院選で119人当選…「安倍チルドレン」誕生の背景
2012年12月の衆議院選挙で、安倍晋三総裁率いる自民党は政権を奪還した。
民主党政権への強烈な逆風に乗り、自民党は294議席を獲得して圧勝。
この選挙で新人119人が一気に当選し「安倍チルドレン」と呼ばれるようになった。
2005年の小泉チルドレン83人、2009年の小沢チルドレン143人に続く、3度目の「チルドレン大量発生」である。
安倍チルドレンの特徴は、その後も自民党が勝ち続けたことで、2014年、2017年、2021年と連続して再選を果たす議員が多かったことだ。
しかし、勝ち続けたことが逆に「油断」を生むことになる。
「魔の2回生」は2017年流行語大賞トップ10入り
「魔の2回生」という言葉は、2017年4月20日付の産経新聞朝刊で初めて使われた。
命名者は産経新聞編集局整理部記者の森山志乃芙氏だ。
この言葉は2017年の新語・流行語大賞トップ10に選出されるほどの社会現象になった。
それほどまでに、安倍チルドレンの不祥事は国民の記憶に刻まれたのだ。
カネ、不倫、放言…安倍チルドレンは酷すぎる なぜ国会議員は子どもだらけになったのか
引用元: カネ、不倫、放言…安倍チルドレンは酷すぎる(東洋経済オンライン)
119人もの同期が「いいくに会」という同期の会を結成したが、小泉チルドレンの「83会」とは違い、政治団体としての届出すら行わなかった。
ある意味、最初から「緩い」集団だったのかもしれない。
不祥事が続出したのは「温室育ち」だから?
なぜこれほど不祥事が続出したのか。
政策研究大学院大の増山幹高教授は「昔は10年ぐらいかけて一人前の議員になれば良かったが、小選挙区制のもとでは1、2回生でも自分が前面に出る」と指摘している。
苦しい選挙を経験していないから、政治家としての危機感が育たなかったのだ。
この構造は、2026年の高市チルドレンにもそのまま当てはまる可能性がある。
知らないうちに同じ轍を踏んでいた……ということにならないよう、チェックしておきたいところだ。
この動画では豊田真由子議員の音声と安倍チルドレンの不祥事を解説。
魔の2回生やらかし全事件簿!豊田真由子・宮崎謙介・武藤貴也…問題児列伝
「このハゲー!」豊田真由子は秘書暴行→離党→流行語大賞→落選
魔の2回生の中で最もインパクトを残したのは、間違いなく豊田真由子氏だろう。
東京大学法学部卒、ハーバード大学公衆衛生大学院修了、厚生労働省のキャリア官僚という超エリートの「裏の顔」が暴露された衝撃は凄まじかった。
2017年6月22日発売の『週刊新潮』が、政策秘書への暴言・暴行を報道。
元秘書が録音した音声がYouTubeで公開され、日本中に激震が走った。
きっかけは、支援者へのバースデーカードの宛名を秘書が間違えたこと。
たったそれだけのミスで、車内で罵詈雑言を浴びせ続けたのだ。
報道直後に自民党に離党届を提出し、「精神的に不安定になった」として入院。
同年9月の釈明会見では涙ながらに謝罪したが、「秘書が高速道路を逆走するなど命に関わるミスが続いた」と弁明したことで火に油を注いだ。
「このハゲー!」は2017年の流行語大賞にノミネートされるほどの社会現象になった。
秘書が100人辞めたとも報じられた豊田氏は、2017年の衆院選に無所属で出馬するも最下位で落選している。
宮崎謙介は育休宣言→妻の出産入院中に不倫で議員辞職
「ゲス不倫」という言葉を政界に定着させたのが宮崎謙介氏だ。
2015年12月、妻で同じ自民党議員の金子恵美氏の出産を前に、国会議員として初めて「育児休業」を取得すると宣言して大きな注目を集めた。
「男性の育休を推進する」という大義を掲げ、メディアは「イクメン議員」として好意的に報じた。
ところが2016年2月、週刊文春が衝撃のスクープを報じる。
妻が切迫早産で緊急入院しているその日に、別の女性を自宅に招き入れていたのである。
「育休」を掲げて世間の注目を浴びた直後にこの行動だったため、批判は通常の不倫報道の比ではなかった。
宮崎氏は衆議院議員を辞職し、自民党も離党。
「言行不一致」の代名詞として、今も語り継がれている。
この動画では豊田真由子議員の全音声をまとめて紹介。
武藤貴也は未公開株トラブル→2023年知人監禁で現行犯逮捕
魔の2回生の中で、最も「その後」が衝撃的なのが武藤貴也氏だ。
東京外国語大学ペルシア語学科卒、京都大学大学院修了という高学歴の武藤氏は、2015年に未公開株の購入をめぐる金銭トラブルが発覚し、自民党を離党した。
しかし問題はそれだけでは終わらなかった。
2023年4月、知人男性を車に押し込んで監禁した容疑で現行犯逮捕されたのだ。
武藤容疑者は2012年、自民党が政権に返り咲いた衆院選で初当選した、「安倍チルドレン」議員の1人だ。2014年に再選を果たしたが、トラブルが相次ぎ、「魔の2回生」の1人に数えられた。その後、未公開株の購入をめぐる、金銭トラブルが報じられ、自民党を離党。
引用元: 「安倍チルドレン」を現行犯逮捕 “魔の2回生”武藤貴也元議員(FNNプライムオンライン)
共犯はウズベキスタン人ら複数名で、犯行現場近くのビルで被害男性を待ち伏せし、車に押し込んだところを逮捕されたという。
被害男性は武藤氏との間に「金銭トラブルがあった」と証言している。
不倫、暴言、暴行、金銭トラブル、性犯罪、監禁……もはや犯罪のフルコースである。
杉村太蔵の「料亭に行きたい」がどれほど牧歌的だったか、思い知らされる。
【2026年最新】魔の2回生は今どうなってる?
豊田真由子は2026年衆院選で国政復帰
「このハゲー!」で政治生命を絶たれたかに見えた豊田真由子氏だが、実は着実に復活の道を歩んでいた。
2017年の落選後、テレビのコメンテーターとして「毒舌キャラ」で再ブレイク。
2025年9月には参政党に入党し、ボードメンバー兼政調会長補佐に就任した。
2026年2月の衆院選で参政党の比例北関東ブロック単独1位として出馬し、見事当選。
衆議院議員として3期目、9年ぶりの国政復帰を果たした。
集英社オンラインの取材によると、選挙応援中に街頭で自らの過去に触れて涙を見せる場面もあったという。
東大法学部→ハーバード大学院→厚労省キャリア→国会議員→暴言で転落→コメンテーター→参政党で復活。
この波乱万丈ぶりは、ある意味で杉村太蔵氏に匹敵する。
SNSでは賛否両論が飛び交っているが、注目しておきたい人物であることは間違いない。
宮崎謙介は金子恵美と「不倫夫婦」で共演中…
「ゲス不倫」で議員辞職した宮崎謙介氏はどうなったのか。
結論から言えば、金子恵美氏との離婚はせず、現在は「不倫を乗り越えた夫婦」としてメディアで活躍中だ。
2018年に「8infinity」を設立し、現在は約30社の企業コンサルティング・顧問・社外取締役として活動。
講演会も精力的にこなし、TOKYO MXテレビ「バラいろダンディ」で司会業も務めている。
良くも悪くも「打たれ強い」というか、この図太さは一つの才能と言えるのかもしれない。
この動画では豊田真由子議員の真相をフリップネタとして解説。
【生存率39%】119人→46人に…裏金問題で止めを刺された安倍チルドレン
安倍チルドレン全体の「その後」を数字で見てみよう。
2012年に119人でスタートした安倍チルドレンは、自民党が連勝を続けたおかげで比較的高い生存率を保ってきた。
2024年の衆院選で激減した最大の原因は、自民党派閥の政治資金パーティー「裏金問題」だ。
12年初当選組は自民への追い風の下で初当選し、不祥事の多さから期数を重ねるごとに「魔の○回生」と呼ばれてきた。失言、女性問題、金銭トラブル、秘書への暴言など枚挙にいとまがなく、政治家としての資質を問われる場面も多くあった。
引用元: 初の逆風、「安倍チルドレン」大幅減 当選46人で4割弱に(毎日新聞)
裏金問題では安倍派から約4800万円の不記載があった池田佳隆元議員が逮捕・起訴されるなど、「チルドレン」から「犯罪者」に転落する者まで出た。
小泉チルドレンの生存率13%、小沢チルドレンの3.5%に比べれば39%はまだマシに見えるが、それは自民党が勝ち続けた恩恵に過ぎない。
初めて逆風の選挙に直面した途端、一気に4割近くが消えたのだ。
ここまで読んできた方なら、高市チルドレン66人の今後がいかに不安かを感じ取っていただけるだろう。
まとめ
安倍チルドレン「魔の2回生」は、日本の政治史上最も多くの不祥事を量産した世代だった。
「このハゲー!」の豊田真由子、「ゲス不倫」の宮崎謙介、「監禁逮捕」の武藤貴也。
彼らの末路は、「風に乗っただけで当選した議員」がいかに危ういかを物語っている。
シリーズ次回は「小沢チルドレン・小沢ガールズ編」をお届けする。
政権交代の風に乗って143人が当選し、再選できたのはわずか5人。
生存率3.5%という歴代最低記録の裏にあった、壮絶なドラマに迫っていく。


彼らは「安倍チルドレン」と呼ばれたが、2回生になった途端に不祥事が続出し「魔の2回生」と呼ばれるようになった。
不倫、暴言、金銭トラブル、逮捕……その内容は小泉チルドレンを遥かに超えるスケールだった。