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減税日本・ゆうこく連合は、2026年2月8日投開票の衆院選で河村たかし氏が愛知1区で7選を果たしたものの、党全体では獲得議席わずか1にとどまった新党です。
前衆院議員の原口一博元総務相(佐賀1区)と地域政党「減税日本」代表で前衆院議員の河村たかし氏は24日、都内で記者会見を開き、両者が合流して新党を立ち上げると発表した。「現職国会議員が5人以上」という政党要件を満たすことになる。政党名は「減税日本・ゆうこく連合」で、原口氏と河村氏の2人が共同代表となる。
引用元: 【速報】原口一博氏と河村たかし氏が合流し新党「減税日本・ゆうこく連合」を立ち上げ 政党要件を満たす(佐賀新聞)
詳しい情報は以下をご覧ください。
減税日本・ゆうこく連合とは?結党の経緯を解説
「減税日本・ゆうこく連合」は2026年1月25日に正式に結成されました。
略称は「ゆうこく連合」で、「優しい優れた国」を作りたいという願いと「憂国」の念が込められています。
この新党が誕生した背景には、2つの大きな政治的動きがありました。
河村たかし氏が日本保守党を離党した理由
河村たかし氏(77)は2024年の第50回衆院選で日本保守党から当選していました。
しかし2025年9月以降、党代表の百田尚樹氏や有本香氏との間で党の拡大方針をめぐる対立が激化します。
河村氏は竹上裕子氏とともに離党し、自身の地域政党「減税日本」をベースに新たな動きを模索していました。
2025年10月には衆議院で会派「減税保守こども」を結成。
その後、国民民主党を離党した平岩征樹氏も合流し、年末の段階で3人の会派となっていたのです。
原口一博氏が立憲民主党を離党→ゆうこく連合へ
一方の原口一博氏(66)は、元総務大臣で佐賀1区選出の前職議員です。
立憲民主党と公明党が「中道改革連合」を結成する動きに強く反発しました。
原口氏は「中道改革連合は中道ではなく左派政党だ」と批判し、2026年1月20日に立憲民主党を離党。
自らの政治団体「ゆうこく連合政治協会」の政党化を目指す方針を打ち出しました。
実は1月22日には「政党要件を満たす同志を募ることができませんでした」と一度は断念を表明。
しかし衆議院解散の翌日となる1月24日に一転して政党化に成功し、河村氏との合流を発表したのです。
この動画では衆院選直前の河村たかし共同代表の政策や考えを解説。
SNSでもこの「異色の合流」は大きな話題となっていましたので、覚えている方も多いのではないでしょうか。
政党要件「国会議員5人」をギリギリ満たした5人のメンバー
公職選挙法上、「政党」として認められるには現職国会議員が5人以上必要です。
減税日本・ゆうこく連合の5人のメンバーは以下のとおりです。
減税日本から3人、ゆうこく連合から1人、そして参政党から離党した鈴木敦氏を加えた計5人。
まさに「ギリギリ5人」での政党要件クリアでした。
なお鈴木敦氏は政党化には貢献したものの、衆院選には不出馬を表明しています。
こうした情報は知っておいて損はないですよね。
衆院選2026の結果は?河村たかし愛知1区で7選も党は1議席
2026年2月8日に投開票された第51回衆議院議員総選挙。
自民党が316議席を獲得して戦後最多の歴史的圧勝を収めた今回の選挙は、「高市旋風」と呼ばれる強烈な追い風が与党に吹きました。
そのなかで減税日本・ゆうこく連合はどのような結果だったのでしょうか。
激戦の愛知1区で「選挙モンスター」河村たかし氏が7連勝
愛知1区には4人の候補者が立候補しました。
結果は河村氏が自民・熊田氏、中道・吉田氏らを破り、見事7回目の当選を果たしました。
当選確実の知らせが入ったのは午後10時ごろ。
前回衆院選のように投票終了直後の「即当確」とはなりませんでしたが、名古屋市東区の事務所で支援者に向かい「ちょー大逆風の中、サンキューベリーマッチ」と笑顔を見せました。
減ゆ前職の河村たかしさんは午後10時ごろに当選確実の知らせが入ると、名古屋市東区の事務所から支援者が待つ屋外に現れた。前回衆院選と違い、投票終了の午後8時の当確報道とはならなかったが「ちょー大逆風の中、(投票してくれた人に)サンキューベリーマッチ」と笑顔を見せた。
引用元: 愛知1区で減ゆ連前職の河村たかしさんが当選確実【衆議院選挙2026開票速報】(中日新聞)
恒例の氷入りの水かぶりパフォーマンスも披露。
氷点下1.5℃の名古屋で氷はカチカチだったそうで、最後は「まぁえぇ、まぁえぇ」と名古屋弁で締めくくったというエピソードも。
この動画では河村たかし氏の当選確実後の模様を伝えています。
国政選挙7連勝という記録は「選挙モンスター」の名にふさわしい結果ですね。
原口一博氏は佐賀1区で落選…共同代表の明暗
共同代表のもう一方、原口一博氏は佐賀1区で厳しい結果となりました。
小選挙区で落選し、比例代表での復活当選も「きつい」との認識を示しました。
原口氏は佐賀市内で記者団に対し「意気地を見せることはできた」と強調。
「このままでは終われない」と再起を期す考えも示しています。
減税日本・ゆうこく連合は衆院選で、共同代表の河村たかし氏が議席を確保したのに対し、原口一博氏は小選挙区で落選し明暗が分かれた。原口氏は地元の佐賀市内で記者団に「意気地を見せることはできた」と強調。比例代表での復活当選は「きつい」との認識を示したが、「このままでは終われない」と再起を期す考えを示した。
引用元: ゆうこく、共同代表が明暗【2026衆院選】(時事通信)
共同代表の明暗がくっきりと分かれた結果となりました。
高市旋風が大逆風に…18人擁立も獲得は1議席
減税日本・ゆうこく連合は小選挙区と比例代表あわせて18人の候補者を擁立しました。
しかし結果は愛知1区の河村たかし氏のみの1議席。
減税日本・ゆうこく連合が獲得したのは、河村たかし氏の「個人票」ともいえる愛知1区の1議席のみという厳しい現実です。
愛知県内の他の選挙区に擁立した候補者も当選には至りませんでした。
こうした選挙結果は、今後の政治の流れを考えるうえで押さえておきたいポイントです。
減税日本ゆうこく連合の今後は?政党要件喪失の影響
衆院選の結果、減税日本・ゆうこく連合にとって最も深刻な問題が浮上しています。
得票率2%未届で政党要件を失った意味とは
政党要件を満たすには「国会議員5人以上」または「直近の国政選挙で得票率2%以上」のいずれかが必要です。
減税日本・ゆうこく連合は獲得議席が1にとどまり、全国を通じた得票率も2%に届かなかったため、公選法・政治資金規正法・政党助成法のいずれの基準でも政党要件を失うことになりました。
減税日本・ゆうこく連合は、衆院選で獲得議席が1議席にとどまり、全国を通じた得票率も2%に届かなかったため、公選法、政治資金規正法、政党助成法のいずれでも政党要件を失うことになった。
引用元: 減ゆ連、政党要件失う(徳島新聞)
政党要件を失うと政党助成金が受けられなくなるほか、次の選挙で比例代表に候補者を擁立する際にもハードルが上がります。
公示わずか3日前に駆け込みで結成した新党は、選挙後に再び「政治団体」に戻る形となったのです。
こうした制度の仕組みを知っておくと、政治ニュースの見方が変わってきますよね。
河村たかし氏が掲げる政策「消費税5%」「高校入試廃止」
河村たかし氏が掲げてきた主な政策は独自色が強いものばかりです。
河村氏は「受験勉強そのものが狂っている」と訴え、子どもの自殺問題と受験制度の関連を強く主張しています。
名古屋市長時代から一貫して「減税」を掲げ続けてきた河村氏の政策は、今回の選挙でも愛知1区の有権者に支持された形です。
一方で原口氏は「消費税は廃止の一択」とさらに踏み込んだ主張をしており、共同代表の間でも政策にはズレがありました。
この動画では原口氏の落選後の会見をノーカットで伝えています。
原口一博氏「このままでは終われない」…再起の行方
落選した原口一博氏は「このままでは終われない」と再起への意欲を見せています。
民放の番組では「この選挙が全てではない。未来を見据えながら頑張っていきたい」とも語りました。
しかし政党要件を失った以上、今後の活動は大きな制約を受けることになります。
今後の政局の動きを見逃さないよう、引き続きチェックしておきたいですね。
まとめ
減税日本・ゆうこく連合は、衆院解散直前に河村たかし氏と原口一博氏が電撃的に結成した新党でした。
河村氏は愛知1区で「選挙モンスター」の名にふさわしい7連勝を達成しましたが、原口氏は佐賀1区で落選。
党全体では18人を擁立して獲得議席はわずか1にとどまり、政党要件も喪失する結果となりました。


「現職国会議員5人以上」という政党要件をギリギリで満たし、比例代表にも候補者を擁立できる国政政党として衆院選に臨んだのです。