昭和・平成世代向けのWebメディア、LifeGoodTrend編集部です。
2026年2月8日の衆院選で、旧民主党政権を支えた大物議員たちが一斉に議席を失ったというのが今回の結論です。
中道改革連合の党執行部では、安住淳共同幹事長が宮城4区、馬淵澄夫共同選対委員長が奈良1区で議席を失った。自民党幹事長や旧民主党代表を歴任した小沢一郎氏(岩手3区)、前衆院副議長の玄葉光一郎氏(福島2区)、元官房長官の枝野幸男氏(埼玉5区)も小選挙区で落選。いずれも比例代表での復活もならず、もともと重複立候補していない元外相の岡田克也氏(三重3区)も議席を失った。
引用元: 「無敵の牙城が揃って…」小沢一郎氏、枝野幸男氏、岡田克也氏ら”大物候補”の落選にネット「一時代が終わった感あるな」(中日スポーツ)
詳しい情報は以下をご覧ください。
小沢・枝野・岡田・安住…大物が一斉に議席を失った全容
小沢一郎(岩手3区)57年間守った議席を失う
今回の落選劇で最大の衝撃と言えるのが、小沢一郎氏の落選です。
小沢氏は1969年に初当選して以来、57年間にわたって衆議院議員の議席を守り続けてきました。
中曽根康弘元首相と並ぶ戦後最多の当選20回を目指していましたが、岩手3区で自民党元職の藤原崇氏に敗北。
かつて「剛腕」と呼ばれ、自民党幹事長から新進党、民主党と渡り歩いた政界の風雲児が、ついに議場を去ることになりました。
枝野幸男・岡田克也・安住淳ら「民主党世代」の終焉
小沢氏だけではありません。
立憲民主党の創設者であり元官房長官の枝野幸男氏は埼玉5区で落選し、比例復活もできませんでした。
枝野氏は落選後「しっかり立てる足腰を持てなかった。力不足で申し訳ない」と深く頭を下げました。
元外相の岡田克也氏は三重3区で敗北。
そもそも比例重複なしで立候補していたため、復活の道がありませんでした。
岡田氏は「政策議論なく残念な選挙だった」とコメントしています。
これだけの大物が一夜にして議席を失うのは、日本の政治史上でも極めて異例の出来事です。
この動画では中道改革連合の大物がなぜ全滅したのかを解説。
野田佳彦は当選も「万死に値する」と辞任表明
一方、中道改革連合の共同代表である野田佳彦氏は千葉14区で11回目の当選を果たしました。
しかし党全体の惨敗を受けて、9日未明の記者会見では厳しい表情を見せました。
中道改革連合の野田佳彦共同代表は9日未明の記者会見で、「これだけの大敗を喫したのは代表である私の責任が極めて大きい。万死に値する大きな責任だ」と述べた。
引用元: 中道の野田氏、大敗は「万死に値」【2026衆院選】(時事通信)
斉藤鉄夫共同代表も「責任は取らねばならない」と辞任を示唆しており、両共同代表の引責辞任は避けられない情勢です。
歴史が動いた瞬間を見逃さないためにも、今後の動きはこまめにチェックしておきたいですね。
なぜ立民出身だけ壊滅した?比例名簿「公明優遇」の構造
公明出身28人が全11ブロックで名簿1位を独占していた
「大物が落選した」と聞くと、単に高市旋風のせいだと思いがちです。
もちろん自民党の圧倒的な強さは事実ですが、立民出身者がこれほど壊滅した原因はもう一つあります。
それが比例代表の名簿構造です。
つまり、中道改革連合が比例で議席を取るたびに、まず公明出身者から当選していく仕組みだったのです。
立民出身145人中わずか21人…生還率15%の衝撃
その結果がどうなったか、数字が全てを物語っています。
中道は比例代表に公明出身者28人を擁立し、28人全員が当選を果たした一方、立民出身者は選挙区と比例代表に約145人を擁立し、当選は21人。〝生還率〟は約15%と対照的な結果となった。
引用元: 中道、公明出身28人全員当選も…立民出身の生還率15% 共産幹部「立民は公明に吸収」(産経新聞)
公明出身は28人中28人が当選(100%)、立民出身は145人中21人しか生き残れなかった(約15%)という残酷なコントラストです。
近畿・中国・四国・九州では、中道が獲得した比例議席のすべてを公明出身者だけで埋めてしまいました。
立民出身者は小選挙区で惜敗しても、比例復活のイスがなかったのです。
この動画では中道改革連合が公明党に「乗っ取られた」構造を分析。
「公明に比例を譲りすぎた」現場から噴出する内部批判
この構造に対して、党内からも不満の声が上がり始めています。
日経新聞の報道によれば、立民出身候補や立民を支援してきた労働組合の幹部からは「公明に比例を譲りすぎた」と執行部を批判する声が出ています。
(日本経済新聞より)
共産党の田村智子委員長も「立憲主義を掲げた立憲民主党が公明党に吸収される形でつくられた政党だ」と痛烈に批判しました。
結果的に、「立民の小選挙区に公明票を流す代わりに、比例は公明が取る」というバーター戦略は、立民にとっては大損の取引だったことになります。
知らないと損する政治の裏側ですので、ぜひ押さえておきましょう。
中道改革連合はどうなる?解党・再編の3つのシナリオ
泉健太氏がXで「執行部」批判…党内分裂の兆候
選挙結果が出たその夜、早くも党内の亀裂が表面化しています。
中道改革連合に合流した泉健太氏(京都3区で当選)は、Xに「寝られない。『執行部』とは…」と意味深な投稿をしました。
これは比例名簿の構造を決めた執行部への批判と受け取られており、今後の党内対立の火種になりかねません。
立民出身の生存者はわずか21人。
その多くが「なぜ自分たちが犠牲になったのか」という怒りを抱えている状態です。
共産・田村委員長「立民は公明に吸収された」の指摘
外部からの視線も厳しいものがあります。
共産党の田村智子委員長は「立民は公明に吸収された」と明言しました。
ただし斉藤鉄夫共同代表は「中道の灯を燃やし拡大する体制をつくらなければいけない」と党の存続に意欲を見せています。
参議院には立憲民主党・公明党がそれぞれ別組織として残っているため、衆院の中道改革連合をどうするかは複雑な方程式です。
この動画では選挙前の時点から旧立憲重鎮の総崩れ危機を予測。
参院に残る立民・公明は別組織…中道の存続は可能か
今後の展開として考えられるシナリオは大きく3つです。
どのシナリオになるかの鍵を握るのは、9日午後に予定されている野田氏の記者会見と執行役員会です。
ここまで読んだ方は、今後の野党再編の行方もしっかりウォッチしておくことをおすすめします。
政治の大きな転換点は、選挙が終わってからが本番なのです。
まとめ
2026年衆院選は、旧民主党政権を支えた大物たちの「一時代の終わり」を告げる選挙になりました。
小沢一郎氏の57年間の議員生活に幕が下り、枝野幸男氏・岡田克也氏・安住淳氏らも一斉に議席を失いました。
その背景には高市旋風だけでなく、比例名簿で公明出身者が上位を独占し立民出身者の比例復活を阻んだという構造的な問題がありました。


彼らが同じ選挙で揃って落選するのは前代未聞の事態であり、ネット上では「一時代が終わった」という声が広がっています。
しかもその背景には、中道改革連合の比例名簿で公明出身者が上位を独占したことで、立民出身者の比例復活が阻まれたという「構造的な問題」がありました。