昭和・平成世代向けのWebメディア、LifeGoodTrend編集部です。
ビリー・アイリッシュが第68回グラミー賞の受賞スピーチでトランプ政権の移民政策を痛烈に批判したことが、世界中で大きな話題になっています。
米歌手ビリー・アイリッシュ(24)が1日(日本時間2日)、ロサンゼルスで開催された米音楽界最高の栄誉とされる第68回グラミー賞で、移民・税関捜査局(ICE)を痛烈に批判した。「ワイルドフラワー」で最優秀楽曲賞を受賞したアイリッシュが「奪われた土地に不法な人間は存在しない。くたばれ ICE」とスピーチすると、大きな拍手が起こった。
引用元: ビリー・アイリッシュ「くたばれICE」米グラミー賞で移民・税関捜査局を痛烈に批判(日刊スポーツ / Yahoo!ニュース)
詳しい情報は以下をご覧ください。
ビリー・アイリッシュのグラミー賞スピーチ全容
最優秀楽曲賞「ワイルドフラワー」で史上初3度目の快挙
ビリー・アイリッシュは、アルバム「HIT ME HARD AND SOFT」の収録曲「ワイルドフラワー(Wildflower)」で最優秀楽曲賞(ソング・オブ・ザ・イヤー)を受賞しました。
これは兄でプロデューサーのフィニアス・オコネルとの共作で、同部門で史上初となる3度目の受賞という快挙です。
過去には「bad guy」(2020年)、映画『バービー』のサウンドトラック曲「What Was I Made For?」(2024年)で同賞を獲得しており、音楽界での評価をさらに盤石なものにしました。
ちなみに今回のグラミー賞では、ケンドリック・ラマーが年間最優秀レコード賞など最多5部門を受賞し、バッド・バニーがスペイン語作品として初めて年間最優秀アルバム賞に輝くなど、歴史的な一夜となりました。
「奪われた土地に不法な人間は存在しない」発言の詳細
受賞スピーチに立ったアイリッシュは、まずノミネートされたアーティストたちへの敬意を表しました。
しかしその後、表情を変えてこう語りました。
受賞スピーチでビリー・アイリッシュは、まず2026年度にノミネートされたアーティストたちへの敬意を表したうえで、現在の社会状況に対する強い思いを語った。「この部門に並んでいる皆さんは本当に素晴らしい。ここにいられることを、毎回心から光栄に思っています。正直、今は何を言うべきか分からないけれど――”盗まれた土地に、不法な人間なんて存在しない”ということだけは伝えたいです」
引用元: 「盗まれた土地に”不法”は存在しない」──ビリー・アイリッシュ、2026年グラミー賞でICEを痛烈批判(The Hollywood Reporter Japan / Yahoo!ニュース)
スピーチの最後には「Fuck ICE(くたばれICE)」と叫びましたが、CBSの生中継ではこの部分はピー音で消されました。
それでも会場からは大きな拍手と歓声が沸き起こり、SNSでは瞬く間に世界中へ拡散されることになりました。
この動画ではビリー・アイリッシュのグラミー賞でのICE批判スピーチを解説しています。
ビーバー夫妻やガガも…ICE OUTバッジを着けたセレブたち
アイリッシュの発言だけではありません。
今回のグラミー賞では「ICE OUT」と書かれた小さなピンバッジを着けたセレブが多数登場し、レッドカーペットが抗議の場に変わりました。
このバッジは「ICEは出て行け」を意味する抗議キャンペーンの一環です。
グラミー賞の前には、サンダンス映画祭2026でもオリヴィア・ワイルドやナタリー・ポートマンが同じバッジを着用しており、エンタメ業界全体に広がりを見せていました。
こうした動きを知っておくと、今後のアメリカのエンタメニュースがより深く理解できるようになりますね。
トランプ大統領は即反応!保守派の猛反発も止まらない
トランプ大統領「グラミー賞は最悪」
グラミー賞の生中継が終了した直後、トランプ大統領は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に投稿しました。
その内容は「グラミー賞は最悪で、ほとんど誰も観ていない!」という痛烈な批判でした。
さらに「CBSはこのゴミのような番組をもう放送しなくて済むのだから、幸運だ」とも付け加えています。
この動画ではグラミー賞2026でのICE批判とトランプ大統領の反応について詳しく解説されています。
司会トレバー・ノアへの提訴も示唆している
トランプ大統領の怒りはアーティストだけでなく、司会者にも向けられました。
今回のグラミー賞で7回目の司会を務めた南アフリカ出身のコメディアン、トレバー・ノアが問題の発言をしました。
グラミー賞で司会を務めたのは、南アフリカ出身のコメディアンのトレバー・ノア氏。年間最優秀楽曲賞を受賞したビリー・アイリッシュを祝福した後、トランプ氏とエプスタイン元被告に言及した。「すごい。これこそがすべてのアーティストが欲しがるグラミーだ――トランプがグリーンランドを欲しがるのと同じくらいね」と冗談を言い、その後「それも納得だよ。エプスタインがいなくなったから、ビル・クリントンと一緒に過ごす新しい島が必要なんだろう」と続けた。
引用元: グラミー司会者のエプスタイン発言に不満 トランプ氏、提訴示唆(AFP=時事)
これに対しトランプ大統領は「私はエプスタイン島に行ったこともなければ、近づいたこともない」と反論。
「弁護士を送り込んで、この哀れで才能のない司会者を訴え、大金を要求するつもりだ」と法的措置まで示唆しました。
音楽の祭典が政治的な論争の舞台になった形で、こうした情報は押さえておいて損はないですね。
保守派はアイリッシュの豪邸を槍玉に…
アイリッシュの「奪われた土地に不法な人間は存在しない」という発言に対し、保守派は猛反発しています。
(東スポWEBより)
一方で「自身のプラットフォームを最大限に活用した勇気ある行動」と称賛する声も根強く、賛否両論が続いている状態です。
グラミー賞2026が「政治の場」になった背景
きっかけはICE職員による2件の射殺事件だった
なぜグラミー賞がここまで政治色を帯びたのか。
その背景には、アメリカ社会を揺るがした2つの事件があります。
2人ともICE職員に抵抗したり威嚇を加えたりしていなかったにもかかわらず、銃撃を受けて死亡したとされています。
この事件をきっかけに全米で反ICEデモが広がり、「ICE OUT」キャンペーンが始まりました。
こうした深刻な背景があったからこそ、グラミー賞の舞台でアーティストたちが声を上げたという流れです。
バッド・バニー、オリヴィア・ディーンらの連帯スピーチ
ICE批判はビリー・アイリッシュだけではありませんでした。
プエルトリコ出身のバッド・バニーは、年間最優秀アルバム賞のスピーチで「ICEは出て行け。私たちは人間であり米国人だ」と訴えました。
最優秀新人賞を受賞したジャマイカ系英国歌手オリヴィア・ディーンも「私は移民の孫娘として立っている」とスピーチし、移民としてのルーツへの敬意を表しました。
複数のアーティストが同じメッセージを発したことで、今回のグラミー賞は「音楽の祭典」であると同時に「政治的メッセージの発信の場」としても歴史に刻まれることになりそうです。
ICE OUT運動はグラミーの先へ…スプリングスティーンやガガも
この抗議運動はグラミー賞だけにとどまっていません。
ブルース・スプリングスティーンは2026年1月28日、ICEへの抗議を込めた新曲「Streets of Minneapolis(ミネアポリスの街)」を初披露しました。
レディー・ガガは1月29日の東京ドーム公演中にライブを一時中断し、ICEの行動を批判するメッセージを発信しています。
この動画ではレディー・ガガが東京ドームで行ったICE批判の演説の内容が紹介されています。
ここまで読んだ方なら、今アメリカで何が起きているのかがかなり見えてきたのではないでしょうか。
まとめ
ビリー・アイリッシュのグラミー賞でのICE批判は、単なるセレブの政治発言ではなく、ICE職員による市民射殺事件という深刻な背景を持つものでした。

