昭和・平成世代向けのWebメディア、LifeGoodTrend編集部です。
三菱電機グループで約4700人が早期退職に応募し、対象者の約半数が会社を去る異例の事態となったというニュースが話題になっています。
三菱電機は3日、希望退職制度に約4700人が応募したと発表した。このうち単体は2378人で、同社の単体従業員全体の5.6%にあたる。2025年4〜12月期に対応費用として743億円を計上した。53歳以上が4分の1を占める人員構成の解消につなげる。
引用元: 三菱電機、希望退職に単体従業員の6%応募 来期以降500億円費用削減(日本経済新聞)
詳しい情報は以下をご覧ください。
三菱電機の早期退職、4700人応募の衝撃
対象者1万人の約半数が応募した異例の事態
三菱電機が2025年9月に発表した早期退職募集「ネクストステージ支援制度特別措置」に、グループ全体で約4700人が応募しました。
これは対象者約1万人の約47%にあたるという驚きの数字です。
単体では2378人が応募し、これは対象従業員の約2割、全従業員の5.6%に相当します。
一般的に早期退職募集では、応募率が10〜20%程度と言われています。
今回の約半数という応募率は、いかに多くの社員が「今が辞め時」と判断したかを物語っていますね。
この動画では三菱電機の黒字リストラの背景を解説しています。
1人当たり2000万円超の破格の割増退職金
今回の早期退職で注目されているのが、破格の割増退職金です。
三菱電機はグループ全体で約1000億円の費用を計上すると発表しました。
単純計算すると、1人当たり約2100万円の上乗せになります。
グループ全体で1000億円という規模感に三菱電機の本気度が伺えます。単純計算でも一人当たり2000万円を超える巨大な割増退職金ですね。これは単なる人員削減ではなく、次世代を見据えた構造改革だと感じます。
引用元: 三菱電、2378人退職へ グループで計4700人(NewsPicks)
通常の退職金に加えてこれだけの上乗せがあれば、50代で転職を考えていた人にとっては魅力的な条件だったことは間違いありません。
「次回はない」CFO発言と「今が辞め時」の判断
応募者が予想を大きく上回った背景には、「今回を逃したら次はない」という心理が働いたと考えられます。
三菱電機の藤本健一郎CFO(最高財務責任者)は決算会見でこう明言しました。
つまり、今回の破格条件での早期退職募集は一度きりということです。
また、一般的に早期退職募集では「スキルの高い社員ほど積極的に応募する」と言われています。
転職市場で価値のある人材ほど、好条件のうちに次のステージに進む判断をしやすいのです。
こうした情報を知らないと損する可能性がありますので、しっかり押さえておきたいですね。
なぜ過去最高益でも「黒字リストラ」を実施?
業績好調でも構造改革が必要な理由
三菱電機は2026年3月期に3期連続の過去最高益を見込んでいます。
それなのになぜ、大規模な早期退職を実施するのでしょうか。
最大の理由は「人員構成の偏り」です。
三菱電機では53歳以上の社員が全従業員の約4分の1を占めていました。
三菱電機は、満53歳以上かつ勤続3年以上の正社員といった条件を設定し、昨年12月~今年1月に希望者を募っていた。社内の年齢層が高めに偏っているためという。
引用元: 三菱電、2378人退職へ グループで計4700人(中日新聞)
デジタル技術を軸とした事業変革を進める中で、「今の人員構成では改革が難しい」と判断したのです。
この動画では黒字リストラの背景にある企業の狙いを詳しく解説しています。
8000億円規模の事業撤退を検討中
三菱電機は早期退職だけでなく、売上高で8000億円規模の事業について撤退か継続かを検討しています。
対象となっているのは、不採算や低収益、成長が見込めない事業です。
藤本CFOは「自動車関連事業を含め、撤退判断が見込まれる8000億円規模の事業について、今年度中に決定する」との方針を示しています。
三菱電機は「循環型デジタル・エンジニアリング企業」への脱皮を掲げており、今回の構造改革はその一環と言えます。
パナソニック・日産など他社も黒字リストラ続々
三菱電機だけではありません。
業績好調でも人員削減を進める「黒字リストラ」は、大手企業で相次いでいます。
東京商工リサーチの調査によると、2025年1〜9月に早期・希望退職を募集した上場企業34社のうち、黒字企業が6割以上(64.7%)を占めています。
「大企業に勤めていれば一生安泰」という時代は終わりを迎えているのかもしれません。
周りでもこの話題になっているので、押さえておきたいですね。
三菱電機の株価と決算への影響
純利益予想を100億円下方修正
三菱電機は2026年3月期の連結純利益予想を従来の3700億円から3600億円に下方修正しました。
早期退職関連の費用が当初想定から約600億円膨らみ、通期で1000億円を計上することになったためです。
この動画では三菱電機の希望退職の真相について解説しています。
年間500億円のコスト削減効果の見込み
藤本CFOは決算説明会で、「来年度以降、連結で約500億円の費用押し下げ効果を見込む」と語りました。
つまり、今回の1000億円の費用は約2年で回収できる計算になります。
短期的には費用がかさみますが、中長期的には収益力の向上につながると三菱電機は判断しています。
株価5000円突破と今後の見通し
三菱電機の株価は5000円の大台を突破し、堅調に推移しています。
2026年3月期第2四半期累計の売上高・営業利益は過去最高を更新。
(三菱電機 決算関連ページより)
市場は今回の構造改革を「攻めのリストラ」として前向きに評価しているようです。
ここまで読んだなら、三菱電機の公式サイトもチェックしておきましょう。
まとめ
三菱電機の早期退職募集に4700人が応募という衝撃的なニュースをお伝えしました。
「大企業に入れば一生安泰」という時代は終わりを迎えているのかもしれません。
こうした情報を知っておくことで、自分のキャリアを考えるきっかけになりますね。

