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マイクロソフト株価は好決算にもかかわらず一時12%超の急落となったという衝撃の展開となりました。
マイクロソフトが28日の取引時間終了後に行った2025年10-12月期決算は投資家の不安を抑えられなかった。マイクロソフトの10-12月期決算は総収入の伸びが減速すると同時に人工知能(AI)の強化を目指した設備投資負担の大きさも印象付けられる内容。28日の時間外取引で、マイクロソフトの株価は一時7%超安まで値下がりしている。
引用元: マイクロソフト、株価急落 成長鈍化 オープンAIとの関係に不安も(IG証券)
詳しい情報は以下をご覧ください。
マイクロソフト株価急落の理由は3つ
マイクロソフト株価が好決算でも急落した理由は大きく3つあります。
それぞれの要因を詳しく見ていきましょう。
設備投資375億ドルが過去最高を記録
マイクロソフトの2025年10-12月期の設備投資額は前年同期比65.9%増の375億ドルに達しました。
これは同社史上最高額であり、アナリスト予想の362億ドルも大きく上回っています。
AIデータセンターの構築に巨額の資金を投じている一方で、その投資が収益に反映されるまでには時間がかかるとの見方が広がりました。
Azure成長鈍化で供給が需要に追いつかず
クラウド部門「Azure」の売上高は前年同期比38%増と堅調でしたが、1-3月期の見通しは37-38%増と大きな改善は見込めない状況です。
エイミー・フッドCFOは「需要は引き続きサービスの供給能力を超えている」と説明しています。
顧客ニーズに対応する十分なデータセンター能力をまだ確保できていないことが、クラウド事業全体の売上高に影響を与えているとのことです。
ただしフッドCFOは「年度末までにデータセンター能力の制約は解消されるはずだ」とも述べており、今後の改善に期待がかかります。
DeepSeek登場で巨額AI投資に疑問符
中国のAIスタートアップ「DeepSeek」が低コストながら米国の技術に匹敵する能力を持つとする新しいAIモデルをリリースしたことも影響しています。
中国のAIスタートアップ企業DeepSeek(ディープシーク)が、低コストながら米国の技術に匹敵する能力を持つとする新しいオープンソースAIモデルをリリースしたことを受け、ウォール街では巨額の設備投資に疑問を呈し始めている。
引用元: マイクロソフト株下落、10-12月期にクラウド事業の成長鈍化(Bloomberg)
マイクロソフトが年間800億ドル規模のAI投資を計画している中、より低コストで同等の性能を実現する競合の出現は大きな懸念材料となっています。
この動画ではマイクロソフト株暴落の背景を詳しく解説しています。
こうした情報は見逃さないようチェックしておきたいですね。
マイクロソフト2025年10-12月期決算の中身
決算の数字自体は非常に好調でした。
なぜ好決算なのに株価が下がったのか、詳しく見ていきましょう。
売上高812.7億ドルで市場予想を上回る
マイクロソフトの2025年10-12月期売上高は前年同期比17%増の812.7億ドルでした。
市場予想の802.7億ドルを約10億ドル上回る結果となっています。
特にMicrosoft Cloud全体の売上は四半期で初めて500億ドルを突破しました。
AIとクラウドの需要は依然として強いことが確認できます。
EPS4.14ドルは予想3.92ドルを大幅超え
1株当たり利益(EPS)は4.14ドルとなり、アナリスト予想平均の3.92ドルを大きく上回りました。
10〜12月期の売上高は、前年同期比17%増の812億7300万ドル。OpenAI関連の投資損失を除いた調整後(非GAAP)の純利益は同23%増の308億7500万ドルだった。1株当たり利益(EPS)は4.14ドルとなり、アナリストの予想平均(売上高802億7000万ドル、EPS 3.97ドル)を上回った。
引用元: Microsoft、10〜12月期は予想上回る増収増益 クラウド好調も投資負担で株価下落(マイナビニュース)
営業利益も382.8億ドルと予想の365.5億ドルを上回っており、収益力の高さは健在です。
ナデラCEOは「AIの普及はまだ初期段階にあるが、Microsoftはすでに主要フランチャイズの一部を上回る規模のAIビジネスを構築している」と強調しています。
クラウド売上500億ドル突破の好材料も
インテリジェントクラウド部門の売上高は329.1億ドルとなり、前年同期比28.8%増と堅調でした。
商業向け残存履行義務(RPO)は6,250億ドルに拡大しており、今後の売上が約束されている状態です。
この動画では決算内容と市場の反応を詳しく解説しています。
周りでも話題になっているので、押さえておきたいですね。
マイクロソフト株は今後どうなる?買い時なのか
急落後のマイクロソフト株は買い時なのでしょうか。
専門家の見方を確認していきましょう。
アナリスト55人中55人が「買い」推奨継続
決算発表後の急落にもかかわらず、アナリストの評価は依然として強気です。
Investing.comのデータによると、53人のアナリストのうち55人が買いを推奨し、売りを推奨するアナリストは0人となっています。
予想PER(株価収益率)は26.1倍程度まで低下しており、AIブーム以降の平均30.9倍を大きく下回っています。
割安感が出てきたと見る向きもあるようです。
目標株価622ドルで34%上昇余地あり
53人のアナリストの平均目標株価は622ドルとなっています。
現在の株価水準から見ると、約34%の上昇余地があるという計算になります。
ただし短期的には設備投資負担や競合環境の変化など、不確実性が高い状況が続きそうです。
オープンAIとの関係がリスク要因に
残存履行義務6,250億ドルのうち45%がオープンAI関連という点も注目されています。
マイクロソフトはオープンAIの27%を保有する大株主ですが、オープンAI自体が巨額のインフラ投資を賄うための資金調達に不安を抱えています。
また、アルファベットのAIモデル「ジェミニ」に性能面で後れを取っているとの見方もあり、AI競争の行方が株価に影響を与える可能性があります。
この動画では今後の市場動向を解説しています。
ここまで読んだなら、最新情報もチェックしておきましょう。
まとめ
マイクロソフト株価は好決算にもかかわらず一時12%超急落しました。
投資判断は自己責任となりますが、こうした最新情報を押さえておくことで、より良い判断ができるはずです。
引き続き決算動向やAI競争の行方に注目していきましょう。


しかしAI設備投資が過去最高の375億ドルに達したことや、クラウド事業の成長鈍化懸念から株価は急落しています。