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ニパウイルスは致死率40~75%でワクチンも治療法もない「最恐のウイルス」として、2026年1月現在インドで感染が確認され世界中で警戒が強まっています。
ニパウイルスは、人にも動物にも感染する可能性がある人獣共通感染症で、致死率は最大で75%に達する。平均潜伏期間は5-14日で、高熱と頭痛の症状が3-14日続き、だるさ、めまい、精神錯乱などの症状を示す。
詳しい情報は以下をご覧ください。
ニパウイルスとは?基本情報まとめ
ニパウイルス感染症とは
ニパウイルス感染症は、パラミクソウイルス科ヘニパウイルス属に分類される1本鎖RNAウイルスによる感染症です。
人にも動物にも感染する「人獣共通感染症」であり、感染すると急性脳炎や呼吸器症状を引き起こします。
日本では感染症法における四類感染症に指定されており、ウイルス学的に診断された患者を診た医師は直ちに最寄りの保健所に届け出る義務があります。
1998年マレーシアで初確認された
ニパウイルスは1998年から1999年にかけてマレーシアで初めて発生が確認されました。
当初は日本脳炎の流行と判断されていましたが、日本脳炎ワクチン接種者にも感染者が出るなど明らかに異なる点があり、詳しい調査の結果、新種のウイルスによる感染症であることが判明しました。
ウイルスが分離された患者がいた「バル・スンガイ・ニパ村」と川の名前にちなんで「ニパウイルス」と命名されています。
マレーシアでの流行では約100人が死亡し、その後インドやバングラデシュでも毎年のように患者が報告されています。
この動画ではニパウイルスの基礎知識を分かりやすく解説しています。
自然宿主はオオコウモリ
ニパウイルスの自然宿主はオオコウモリ(フルーツバット)です。
もともと森で果物を食べて暮らしていたコウモリが、生息地破壊などにより養豚農場近くの果樹に集まるようになりました。
この時コウモリが持っていたニパウイルスがブタを介してヒトに広がったと考えられています。
知らないと損する情報なので、しっかり押さえておきましょう。
致死率と症状は?風邪との違いに要注意
致死率は40~75%!
ニパウイルス感染症の致死率は40%から最大75%と極めて高いことが特徴です。
バングラデシュ、インド、マレーシア、シンガポールで発生したアウトブレイクにおける致命率は、早期発見と臨床管理に関する現地の能力にもよりますが、通常40%から100%の範囲となっています。
引用元: ニパウイルス感染症-インド(厚生労働省検疫所FORTH)
バングラデシュではマレーシアよりも高い60~74%の致死率が報告されており、地域や医療体制によって大きく変動します。
この動画では2026年1月のインドでのアウトブレイクについて詳しく解説しています。
初期症状は発熱・頭痛で風邪と似ている
ニパウイルス感染症の初期症状は発熱、頭痛、めまい、嘔吐など非特異的なものが多いです。
潜伏期間は通常4~14日ですが、最長で45日に及ぶケースも報告されています。
潜伏期間は4~18日。患者94名の症例報告によると,主な臨床症状は発熱,頭痛,めまい,嘔吐,間代性痙攣に伴う疼痛などの非特異的なものである。
引用元: ニパウイルス感染症(バイオテロ対応ホームページ)
風邪やインフルエンザと見分けがつきにくいため、流行地域への渡航歴がある場合は要注意です。
重症化すると脳炎・意識障害に…
重症化すると急性脳炎を発症し、意識障害や昏睡状態に陥ることがあります。
患者の55%に意識レベル低下や脳幹機能不全症状が見られ、深刻な場合は24~48時間以内に昏睡状態になるとされています。
回復した場合でも約14%に神経学的な後遺症が残るとの報告があります。
SNSでも話題になっているので、要チェックです。
感染経路と予防法!日本への影響は?
感染ルートはコウモリ→ブタ→人
ニパウイルスの主な感染経路はコウモリ→ブタ→人というルートです。
インドでは2024年に2人の患者(2人死亡)、2025年には4人の患者(2人死)が報告され、バングラデシュでは2024年に5人全員が死亡、2025年も3人全員が死亡するなど、深刻な状況です。
引用元: 「ニパウイルス」アジアで拡大危惧…致死率75%・ワクチンなしのウイルスの実態(Yahoo!ニュース)
感染動物との接触、汚染された食品の摂取、感染者との濃厚接触が主な感染リスクとなります。
この動画ではニパウイルスの脅威をロイターが詳しく報じています。
人から人への感染も確認されている
ニパウイルスは人から人への感染も確認されています。
感染者の血液や体液との接触、飛沫感染によって広がる可能性があるため、医療従事者は特に注意が必要です。
ただし、新型コロナウイルスのように急速に広がるタイプではなく、濃厚接触がなければ感染リスクは低いとされています。
日本での発生リスクは?
現時点で日本国内でのニパウイルス感染症の報告はありません。
日本にはニパウイルスの自然宿主であるオオコウモリが生息しておらず、養豚場での感染サイクルも確認されていないため、国内発生のリスクは低いと考えられています。
厚生労働省検疫所FORTHでは、渡航者向けの予防情報を公開しています。
こういう情報、早めにチェックしておくと安心ですね。
まとめ
ニパウイルス感染症は致死率40~75%、ワクチンも治療法もない恐怖のウイルスです。
2026年1月現在、インド西ベンガル州で感染者が確認され、アジア各国が警戒を強めています。
ここまで読んだなら、厚生労働省検疫所の公式情報もチェックしておきましょう。


ネパールやタイなどアジア各国が警戒レベルを引き上げ、空港での健康検査を再導入するなど緊張が高まっています。
WHOも「次のパンデミックを起こしかねない有力なウイルスの一つ」として注意喚起を行っています。