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共通テスト2026の「情報Ⅰ」が難化し、受験生から悲鳴が上がっているというニュースが話題になっています。
「情報Ⅰ」は、今回で2度目の実施となった。駿台・ベネッセによる「データネット」によると、難易は「やや難」と分析した。一方、高校生新聞の読者からは「知識ではなく思考問題で複雑な問題ばかりで困惑」「情報難化しすぎ」「時間が全く足りなかった」と苦戦した声が続々届いた。
引用元: 共通テスト「情報Ⅰ」2度目の今年はやや難化「時間が全く足りない」受験生苦戦(高校生新聞)
お子さんが受験生という保護者の方は「情報Ⅰって何?」「自分の時代にはなかった科目だな…」と思われたかもしれません。
この記事では、今回の共通テストで何が起きたのか、そもそも情報Ⅰとはどんな科目なのか、そして共通一次・センター試験・共通テストという入試制度の変遷まで詳しくお伝えします。
共通テスト2026「情報Ⅰ」で何が起きた?受験生の悲鳴まとめ
「時間が全く足りない」「難化しすぎ」SNSで阿鼻叫喚
2026年1月18日、共通テスト2日目が終了した直後からSNSは大荒れとなりました。
X(旧Twitter)やYahoo!知恵袋には「情報難化しすぎ」「時間が全く足りなかった」といった悲痛な叫びが次々と投稿されています。
昨年の2025年は新課程初年度ということもあり、平均点69.26点と比較的易しめでした。
しかし今年は一転して難化。受験生の間では「去年との落差がひどい」という声も上がっています。
こういう情報、受験生を持つ親御さんとしては把握しておきたいですよね。
予備校の分析は「やや難化」!
各予備校も素早く分析結果を発表しました。
大手予備校は18日、大学入学共通テストの予想平均点(速報値)を公表した。6教科文系型は駿台予備学校・ベネッセコーポレーションが585点、河合塾が592点。6教科理系型は600点と608点だった。
引用元: 大学共通テスト、6教科理系型は600点前後 大手予備校の平均点予想(日本経済新聞)
情報Ⅰの予想平均点は58点前後。昨年の69.26点から約11点もダウンする見込みです。
ページ数も昨年より2ページ増えて34ページとなり、時間内に解ききれなかった受験生が続出したようです。
この動画では2026年共通テスト2日目の難易度と平均点予想を解説しています。
桜の開花日分析にクロスステッチ刺繍…?
では実際にどんな問題が出題されたのでしょうか。
今年の情報Ⅰは日常生活でイメージしやすい場面を題材にした問題が特徴的でした。
「クロスステッチの刺繍?」と思われた方もいるかもしれません。
河合塾によると「学んだ事柄を問題の発見・解決の過程で活用する思考力・判断力をはかろうとする意図が感じられた」とのこと。
単なる暗記ではなく、身近な題材を使って考えさせる問題が増えているのが今の共通テストの特徴です。
この動画では情報Ⅰの問題を実際に解いた感想を紹介しています。
そもそも「情報Ⅰ」って何?
2025年スタートの新科目・プログラミングやデータ分析を出題
「情報Ⅰ」は2025年の共通テストから新たに加わった科目です。
お父さんお母さん世代が受験した時代には存在しなかった科目なので、「何それ?」と思うのも無理はありません。
簡単に言えば「コンピュータやデータを使いこなす力」を問う科目です。
スマートフォンやAIが当たり前になった時代、こうした知識は社会人になってからも必須ということで新設されました。
昔は「パソコンができる人」は特別でしたが、今は「できて当然」の時代なんですね。
高校で必修化!全員が共通テストで受験する時代に
実は「情報」という科目自体は以前から高校にありました。
ただし以前は選択科目だったり、大学入試では使わなかったりという位置づけでした。
それが2022年度から高校で「情報Ⅰ」として必修化。そして2025年の共通テストから試験科目として採用されたのです。
2025年度共通テスト本試験に新設された「情報Ⅰ」は、平均69.26点/100点と高めの得点率となりました。初年度は受験生への配慮もあり比較的易しめの出題でしたが、2026年度以降はプログラミングやデータ分析など、より専門的な内容が本格化すると予想されます。
引用元: 2026年度の共通テストは難化する?科目別の難易度予想と対策ポイントを解説(京都医塾)
予想通り、2年目の今年は難化しました。来年以降もこの傾向は続くと見られています。
国立大学では配点対象=「捨て科目」にできない…
「じゃあ情報は捨てて他の科目で頑張ればいいのでは?」
残念ながら国立大学を目指す受験生にとって、情報Ⅰは「捨て科目」にできません。
多くの国立大学では情報Ⅰを合否判定の配点に含めています。つまり情報で失敗すると、他の科目でカバーしきれない可能性があるのです。
センター試験時代に受験した保護者の方からすると「科目が増えて大変だな…」と感じるかもしれません。
知らないと損する情報なので、受験生のお子さんがいる方は把握しておきたいところですね。
この動画では情報Ⅰの問題を専門家が詳しく解説しています。
共通一次からセンター試験、そして共通テストへ。入試制度の変遷
1979年スタートの「共通一次」は国公立のみで5教科7科目
今の40代後半から60代の方は「共通一次」という言葉に懐かしさを感じるのではないでしょうか。
共通第1次学力試験、通称「共通一次」は1979年にスタートしました。
当時は私立大学は参加しておらず、国公立志望者だけが受験する試験でした。
「あの頃は5教科7科目全部やらないといけなくて大変だった」という思い出がある方も多いはず。
ちなみにマークシート方式を大規模に導入したのも共通一次が初めて。鉛筆で塗りつぶすあのスタイルは、ここから始まったんですね。
1990年から「センター試験」に移行して私立大も参加
1990年、共通一次は「大学入試センター試験」に生まれ変わりました。
30代から40代前半の方は「センター試験世代」ですね。
私立大学が「センター利用入試」を始めたことで、センター試験の重要性は一気に高まりました。
「センター試験で高得点を取れば、私立の合格が決まる」という時代。1月の試験に向けて必死に勉強した記憶がある方も多いでしょう。
31年間も続いた試験なので、多くの方にとって「大学入試といえばセンター試験」というイメージが強いのではないでしょうか。
2021年から「共通テスト」になり思考力重視へ大転換
そして2021年、センター試験は「大学入学共通テスト」へと変わりました。
最大の変化は「思考力・判断力・表現力」を重視する方針になったこと。
2026年度共通テストの全体像をまとめると、大半の科目で昨年並みの難易度であり、出題形式の大きな変化も見られませんでした。その一方で、国語に関しては”読解+思考”を重視する傾向が一段と強まり、受験生の間では「時間が足りなかった」「文章が抽象的だった」という声が多く聞かれています。
引用元: 【2026年共通テスト】難易度はどうだった?主要予備校が分析した最新傾向まとめ(Saori Blog)
センター試験時代の「過去問をひたすら解けば点が取れる」という対策は通用しなくなっています。
「自分の時はこうだった」という経験則だけでは、今の受験生にアドバイスしづらい時代になったのかもしれません。
まとめ|「自分の時はこうだった」と語りたくなったあなたへ
共通テスト2026の「情報Ⅰ」は2年目にして難化し、受験生から悲鳴が上がりました。
予想平均点は58点前後で、昨年の69点から約11点ダウンする見込みです。
共通一次やセンター試験を経験した保護者世代からすると「情報なんて科目、自分の時はなかったのに…」と驚くかもしれません。
でも逆に言えば、お子さんの受験を通じて「今の入試ってこうなってるんだ」と新しい発見があるチャンスでもあります。
「自分の時はマークシートの塗り方に苦労した」「センター試験前日は緊張で眠れなかった」
そんな思い出話を、受験を終えたお子さんと共有してみてはいかがでしょうか。
時代は変わっても、受験生が感じるプレッシャーや緊張感は変わらないはず。
親子で「あの頃の自分」を振り返りながら、新しい時代の入試について話し合う。そんな時間も悪くないと思います。


