昭和・平成世代向けのWebメディア、LifeGoodTrend編集部です。
プルデンシャル生命保険で社員・元社員約100人が顧客約500人から総額31億4000万円を着服・詐取していたという衝撃の事実が明らかになりました。
プルデンシャル生命保険の社員ら約100人が、約500人の顧客に対し、金銭をだまし取ったり、お金を借りて返さなかったりといった不適切な行為をしていたことが、同社の社内調査で分かった。顧客から受け取った総額は約31億4千万円に上り、間原寛社長兼最高経営責任者(CEO)は2月1日付で引責辞任する。
引用元: プルデンシャル生命、顧客500人から着服など31億円 社長辞任へ(朝日新聞/Yahoo!ニュース)
詳しい情報は以下をご覧ください。
プルデンシャル生命31億円着服事件の全容
社員100人超が関与した前代未聞の不祥事
プルデンシャル生命保険は2026年1月16日、衝撃的な調査結果を公表しました。
社員・元社員106人が不適切な金銭受領に関与していたというのです。
事の発端は2024年6月のこと。
投資金の名目で顧客から金銭をだまし取った詐欺の疑いで元社員が石川県警に逮捕されました。
この逮捕をきっかけに、同社は2024年8月から全顧客を対象とした大規模調査を開始。
その結果、「一部の不心得者」では済まされない組織的な問題が浮き彫りになったのです。
約500人の顧客から31億4000万円を詐取
被害の規模は想像を超えるものでした。
被害に遭った顧客は498人、詐取された総額は約31億4000万円に上ります。
内訳を見ると、同社の制度や保険業務に関連した詐取が3人の元社員について判明。
在職中に計8人の顧客から約6000万円をだまし取っていました。
さらに深刻なのは、保険業務とは関連のない手口による不正です。
これらの手口で、106人の社員・元社員が約30億8000万円を受け取っていたのです。
22億9000万円が未返金のまま
さらに衝撃的なのは、被害金額の大半が返金されていないという事実です。
約30億8000万円のうち、約22億9000万円が顧客に返金されていない状況です。
つまり、被害者の約7割以上がお金を取り戻せていないということになります。
合計で498人の顧客に対し、個人的に投資やもうけ話を持ちかけて受け取った金銭を着服したり、金銭を借りて返さなかったりしていた。在職中や退職後に計約30億8千万円を受け取り、うち約22億9千万円が顧客に返金されていないという。
引用元: プルデンシャル生命、顧客500人から着服など31億円 社長辞任へ(朝日新聞/Yahoo!ニュース)
被害者の中には会社経営者や高齢の個人富裕層が多く含まれていたとされています。
信頼していた「ライフプランナー」に裏切られた方々の心中を思うと、言葉もありません。
こういったニュースは知らないと損する情報なので、しっかり確認しておきましょう。
ライフプランナーによる詐欺の手口とは
「社員限定の株」という虚偽の投資話
詐欺の手口は非常に巧妙でした。
熊本支社の20代元社員は、2021年から2025年にかけて「プルデンシャルの社員しか買えない株がある」と虚偽の説明を行いました。
「絶対利益が出て元金は保証する」という甘い言葉で、3人の顧客から約720万円を詐取。
もちろん、そのような「社員限定の株」など存在しません。
会社の申込書類を悪用した巧妙な手口
東京・汐留支社の30代元社員の手口はさらに悪質でした。
2017年から2023年にかけて、架空の投資話を持ちかけただけでなく、同社の正規の申込書類まで悪用していたのです。
この手口で4人の顧客から約5300万円を受け取っていました。
会社の公式書類が使われていれば、顧客が信用してしまうのも無理はありません。
6年以上もこの不正が発覚しなかったという事実は、管理体制のずさんさを物語っています。
この動画では生命保険業界の不祥事について解説しています。
信頼関係を逆手に取った借金の未返済
もう一つの手口は、顧客から個人的に金銭を借りて返済しないというものでした。
プルデンシャル生命の営業担当者は「ライフプランナー」と呼ばれ、顧客の人生設計全体に関わる存在として位置づけられています。
定期的な打ち合わせや会食を重ね、保険の話だけでなく経営課題や個人的な悩みまで相談に乗る。
そうして築いた信頼関係を悪用して、個人的な借金を申し込むという手口だったのです。
また、約70人の社員が240人の顧客に対し、社内規定で認められていない投資商品や取扱業者を紹介していたことも判明。
顧客はこれらの業者に約13億円を支払っていたとされています。
SNSでも話題になっているので、要チェックです。
なぜ100人もの不正が起きたのか?背景と原因
営業至上主義と管理体制の形骸化
なぜこれほど大規模な不正が起きてしまったのでしょうか。
専門家の間では、営業成果を重視するあまり、現場の行動をチェックする体制が形骸化していた可能性が指摘されています。
プルデンシャル生命は「営業力」「高収入」「エリート集団」を売りにしてきた会社です。
本来、生命保険会社は顧客の資産や将来設計を預かる立場にあり、強固な内部統制と厳格な倫理管理が不可欠だ。しかしプルデンシャル生命では、営業の成果を重視するあまり、現場の行動を十分にチェックする体制が形骸化していた可能性がある。
引用元: プルデンシャル生命で顧客被害31億円超 100人関与の不正は「管理不全」では済まされない(coki)
営業至上主義と管理軽視の積み重ねが、限界点を超えて噴出したという見方が広がっています。
高い自由度が生んだガバナンスの死角
プルデンシャル生命の「ライフプランナー制度」は、優秀な営業人材に高い自由度と報酬を与えるシステムです。
この制度は多くの成功事例を生み出してきた一方で、自由度の高さゆえにガバナンスの盲点を生む温床にもなっていました。
この動画では保険業界の構造的な問題について解説しています。
SNSでは「信頼回復より幕引きを優先しているのではないか」との疑念の声も上がっています。
間原寛社長が2月1日付で引責辞任へ
一連の不祥事を受け、間原寛社長兼CEOは2月1日付で引責辞任することが発表されました。
後任には、プルデンシャルジブラルタファイナンシャル生命保険の得丸博充社長兼CEOが就任します。
金融庁は2025年4月までにプルデンシャル・ホールディング・オブ・ジャパンに対して報告を求めており、今後の対応が注目されます。
なお、2025年10月にはプルデンシャル会長も詐欺事件相次ぎで引責退任しています。
(日本経済新聞より)
ここまで読んだなら、今後の動向もチェックしておきましょう。
まとめ
プルデンシャル生命保険で社員100人超が31億円を着服した事件についてお伝えしました。
外資系生保の「エリート集団」として知られてきたプルデンシャル生命。
その信頼は大きく揺らいでいます。
保険や投資の話を持ちかけられた際は、「限定」「絶対」「元本保証」という言葉に要注意です。
信頼できる担当者であっても、個人的な投資話には慎重に対応することが大切ですね。
周りでも話題になっているので、この情報は押さえておきたいですね。


外資系生命保険の「エリート集団」として知られてきた同社で、一体何が起きていたのでしょうか。