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マシュコピーロは文明社会と接触したことがない先住民族「イゾラド」の一つで、2024年10月にアマゾンで10年ぶりに大集団で出現したという衝撃のニュース。
イゾラドとは、南米アマゾンの深い森の中で、外部との接触を持たずに生活している先住民族を指します。彼らは狩猟や採集による自給自足の生活を続けており、近代的な文明とは関わりを持っていません。
引用元: NHK【イゾラド”大集団”出現】アマゾンの未接触部族が10年ぶりに姿を現した理由とは?(気になるNHK)
詳しい情報は以下をご覧ください。
マシュコピーロ(イゾラド)とは?
イゾラドの意味と定義
「イゾラド」はポルトガル語で「隔絶された人々」を意味する言葉で、特定の部族名ではなく文明社会と未接触の先住民を指す総称です。
「イゾラド」とは”隔絶された人々”という意味のアマゾンの密林に住む先住民族のこと。彼らを見つめることで、人間とはなにか、文明とはなにかについて、深く考えさせられる良質なドキュメンタリー。
引用元: イゾラド ~森の果て 未知の人々~ DVD 全2枚(NHKエンタープライズ)
南米アマゾンの奥地には、5か国にまたがる広大な森林地帯があり、ここに複数のイゾラド部族が暮らしているとされています。
マシュコピーロ(マシコ・ピロ族)の基本情報
マシュコピーロは推定600~800人が存在するペルー最大の孤立部族とされ、ペルー南東部マードレ・デ・ディオス県のマヌー国立公園周辺に暮らしています。
「マシコ・ピロ」の名は、1687年に宣教師が近隣の先住民ハラカムブット族に言及する際、ピロ語で「野蛮人」を意味する蔑称”Mashchcos”を用いており、これが初出とされる。マシコ・ピロ族も意味を理解しており、この呼称を好まない。
引用元: マシコ・ピロ族(Wikipedia)
現地では彼らを敬意を持って扱おうとする動きもありますが、外部の人間が便宜的につけた名称として広く知られています。
文明社会との接触を拒む理由
マシュコピーロが文明社会との接触を避けてきたのは、歴史的な迫害と病原菌への恐怖が理由です。
さらに現代人との接触によって感染症で絶滅する危険性があるため、接触には慎重な対応が必要です。
彼らには現代の病原菌に対する免疫がなく、簡単な風邪でも命取りになる可能性があるのです。
(ナショナルジオグラフィック日本版より)
NHKスペシャル「イゾラド」2016年放送の衝撃内容
初めて映像に収められた接触の瞬間
2016年8月7日に放送されたNHKスペシャル「大アマゾン 最後の秘境 第4集 最後のイゾラド」は、素っ裸で弓矢を持つイゾラドが突如姿を現す衝撃的な映像を世界に紹介しました。
イゾラドたちは「上(上流)から来た」「5つの夜が終わったら帰る」と話し、動物のモノマネをするなど意外な一面も見せました。
免疫を持たない部族の危機
接触するNHK取材班は10種類以上の予防接種を受けて現地入りしましたが、これは自分たちを守るためだけでなく、イゾラドを病原菌から守るためでもありました。
イゾラドは全員男性で、狩りに使われる矢を持っていた。約6時間にわたって集落の人々と接触したが、最終的には森へ戻った。食料としてサトウキビやバナナを求めていた。
引用元: NHK【イゾラド”大集団”出現】(気になるNHK)
500年前から現代人との接触により多くのイゾラドが絶滅してきた歴史があり、現在残るイゾラドは最大でも500人程度と推測されています。
このままでは数年で絶滅する可能性も指摘されており、保護と接触のバランスが大きな課題となっています。
村を襲撃した事件の真相
2014年12月、取材班が帰った3週間後にモンテ・サルバードのイナ族が襲われるという事件が発生しました。
この事件の背景には、マシュコピーロが元々住んでいた森に不法伐採業者が侵入し、彼らを追い出したという経緯がありました。
マシュコピーロは森の奥へ逃げましたが、そこにも国道が建設され、元の森に戻ると既にイナ族が住んでいたという悲劇的な状況だったのです。
(念版屋スケッチブックより)
2025年続編で明かされる10年後の真実
マシュコピーロの現在の状況
2024年10月21日、イゾラドが10年ぶりに大集団で出現し、前回よりも明らかに攻撃的な態度を見せました。
イゾラドは外部の人間に対して警戒心を強め、敵意を持つようになったと考えられる。これまで防衛的だったイゾラドの行動が、ついに攻撃へと転じました。伐採業者の拠点を襲撃し、2人の遺体が回収される。
引用元: NHK【イゾラド”大集団”出現】(気になるNHK)
彼らの攻撃性の変化は、単なる気まぐれではなく、森で何か深刻な出来事が起きている証拠と考えられています。
森林伐採と孤立部族の危機
イゾラドの住む森では違法伐採業者の活動が急速に拡大しており、彼らの生存環境が脅かされています。
南米アマゾンの奥地に暮らす、地球上に残された数少ない孤立した先住民族の一つ、マシコ・ピロ(Mashco-Piro)の人々が密林の外に姿を現すことが最近増え、ペルー政府の悩みの種になっている。当局は、熱帯雨林の違法伐採が拡大しているため、マシコ・ピロの人々が居住地の森から出て来ざるを得なくなっている可能性があると指摘する。
引用元: なぜ今?アマゾンの密林を出る孤立先住民族、ペルー政府困惑(AFP通信)
森林破壊により安全な居住地を失ったイゾラドたちは、生き残るために文明社会との接触を余儀なくされているのです。
このような状況下では、彼らが攻撃的になるのも無理はないと専門家は指摘しています。
ペルー政府の保護政策の行方
ペルー政府はマシュコピーロの保護区域を設定し、監視小屋を設置して自然保護官を常駐させています。
ペルー政府は一時、マシュコピーロを管理下に置き文明社会に同化させる計画を立てましたが、接触による感染症のリスクと文化破壊の懸念から慎重な姿勢に転じています。
しかし違法伐採を完全に取り締まることは困難で、イゾラドの生存環境は日々悪化しているのが現実です。
この動画ではアマゾンの未接触部族の攻撃性の理由を解説。
まとめ
マシュコピーロ(イゾラド)は文明社会と接触したことがない先住民族で、2024年10月に10年ぶりに大集団で出現し攻撃的な態度を見せました。
彼らの姿は、私たち文明社会が自然環境をどう扱ってきたかを映し出す鏡とも言えます。
知らないと損する情報なので、番組放送後も話題になりそうです。
アマゾンの奥地で起きている現実を知ることは、地球環境について考える貴重な機会となるでしょう。

