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クレジットカード審査って何をしているの?難易度の「決め手」も解説

学生の頃には成し得なかった一つの資金繰りの方法がクレジットカードです。大人といえばクレジットカード、というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

そしてこのクレジットカードって何一体どんな審査を、というより、何を基準にして審査を行っているのでしょうか?

ここではクレジットカードの審査についてご紹介するとともに、クレジットカード審査の難易度や在籍確認についてご紹介していきます。

クレジットカードの審査、実際何をしている?

ところで、クレジットカードの審査は実際何をしているのでしょうか?貯金残高を提出することで審査を進めるというケースも世の中ゼロではありませんが、それは一部の非常に特別なクレジットカードの場合となります。

 

多くの場合はいちいち書類審査や写真審査、果てはオーディションまでやっている場合ではありませんので、機械的に様々な尺度から申し込んできた人の情報を調べつつ、この人に果たして「金を貸しても良いものかどうか?」という尺度からものを見ることになります。

 

原則的に、このシステムのことをスコアリング・システムと呼びますが、多くの場合チェックされるのは申込者の年収と現在の勤務先、そして過去に金融事故などを起こしていないかどうかという個人信用情報─海外で言うところのクレジット・ヒストリーに関する情報がメインとなります。

 

これにプラスして、クレジットカードブランドによっては、あるいは高級クレジットカードになると、もう少し厳格な審査が加わってくるといったところでしょうか。

大原則として、年収・連絡先、そして身元がはっきりしていればクレジットカード審査の土俵に乗ることはできるというわけです。

もちろん、金融事故を過去2年以内に起こしていないことが大前提です。

 

在籍確認って何?電話が来るの?

在籍確認」というものを受けたことがある方も多いでしょう。そんなもの、受けたことがないぞ?

という方も、実はこっそりと在籍確認の電話を受けていた・もしくはあなた宛てに在籍確認の電話が職場にかかってきていた可能性はあるんです。

 

在籍確認とは読んで字の如しクレジットカード会社の担当者が、申込者が申告してきた勤務先に果たしてきちんと勤めており、会社に電話をして本人がその電話を取ることができるか?というものをチェックする作業となります。

 

通常は非通知で、さらに個人名で電話をかけることになりますのでいきなり堂々とクレジットカード会社であることを名乗ることはありませんが、ごく一部のJ○Bなどの国際ブランドのクレジットカード会社の場合は

 

「あ、お世話になっております、私J○Bのクレジットカード審査部の〇〇といいますが」

 

といった形で威風堂々と名前を名乗った上で電話をしてくることもゼロではありません。

 

ちなみに在籍確認の電話は本人が取ることができればもちろんクリアですが、多くの場合は電話口で本人確認のため生年月日を言わされますので、在籍確認の電話であることは周りにモロバレです。

ただし、しらを切ることはできそうなものですが。

又、本人以外でも電話を取った人間が本人のことを認識しており、

・本人が現在席を外していたり外出中であることから電話を取ることができない状況である

 

とアナウンスがあればそれにて在籍確認が終了となるケースもあります。

 

一部のクレジットカードや審査状況によっては、本人がきちんと勤務先の電話を取ることが条件とされるケースもあります。

 

クレジットカードの難易度はどこで決まる?

クレジットカードの難易度は何で決まると言うと、こちらはやはりいくつかのポイントが考えられます。

 

・限度額

・ブランド

・運営会社

 

多くの場合は上記三つの要素が複雑に絡み合い、難易度が決まってきます。

 

例えば、誰にでもクレジットカードを発行しますというクレジットカード会社はありませんし、仕組み上もそういったことはあり得ないわけですが、場合によっては比較的審査を緩く・門戸を開けて多くの人にクレジットカードを発行してくれるというケースはあるでしょう。

 

テレビCMなどでおなじみの某クレジットカードはとにかく会員数を増やしたいということで、いち時期ほぼ無職の人でもクレジットカードの発行がまかり通ったという事例もあります。

 

こういった発行形態・発行戦略のクレジットカードは一般的にそこまでランクが高くないと認識されており、限度額についてもやはり最初が緩いということでそこまで高くはありません。多くの場合、100万円もあれば御の字です。

 

反対に、外資系などの高級クレジットカードになると、限度額が一撃で数百万円以上になることもありますし、いわゆるゴールドカードやプラチナカード、果てはブラックカードになってくると、審査は非常に厳しくなります。

 

年収があるだけではNGで、身元がはっきりしていることや既にそのカードを保有している上級会員からのきちんとした紹介などがなければ、審査に通過することは難しいというケースもあります。

 

まとめ

このようにクレジットカードの難易度は様々な要素で決まることになります。

 

また、審査についても申し込み本人と直接膝を突き合わせて面談するわけにもいきませんから、様々な角度から機械的に行うことになります。

 

在籍確認の電話は基本的に審査の最後にかかってきますので、在籍確認の電話がなると「またこのクレジットカードの審査に通ったな(確信)」と心の中でガッツポーズをする人も多いのだとか。

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LGT編集部
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