気象・防災

覚えておこう!大きな地震が来た時に考えておきたいこと

 

(※令和2年1月17日 午後10時58分追記:現役の防災士による災害時の非常持ち出しグッズに関する記事が公開されました!こちらも合わせてご覧ください)

 

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2019年11月26日。

 

朝、7時58分頃。

お昼、15時9分頃。

そして、15時14分頃。

 

と、瀬戸内海中部という比較的地震の少ないエリアで地震が頻発しました。

 

さかのぼることおよそ3週間、11月の初旬にも、2度ほど地震が発生しているこちらのエリア。

 

なかなか地震が起こらない震源とされており、事実、気象庁の発表した有感地震データを確認してみても、2019年11月に入ってから(体に感じる)地震が起こった回数は5回のみ、かなりの頻発度合いであることが分かります。

 

そして、その前の地震はいつかと言うと、2018年9月7日23時19分頃、奇しくも2018年9月6日の北海道胆振東部地震の翌日に一度揺れたのみ、ということでした。

 

ここでは、いつどこで地震が起きおるか分からない、ということで何度でもシェアしたくなるような「大きな地震が来た時に考えるべきこと」についてご紹介していきます。

 

もちろんこの方法が全てではありませんが、少しでも日ごろの防災意識を高めるのにお役立ていただければ幸いです。

 

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そもそも、大きい地震はどのくらいから?

基本的に大きな地震は震度4以上と考えて良いでしょう。

 

このうち、緊急地震速報が発表になるのは予想震度が5弱以上の場合です。

 

また一般的に、このくらいのクラスの地震が来るとTVやラジオなどでも注意情報や各地の被害状況などについて緊急放送が始まります。

 

さらに、スマートフォンや携帯電話のアラームがけたたましく鳴る際は緊急地震速報が発令されていますので、速やかに逃げるようにしましょう。

 

なお直下型の場合はこの緊急地震速報が間に合わないケースもありますので、ドンと突き上げるような大きな揺れを感じたらすぐに逃げるような行動を取った方が良いでしょう。

 

<よくわかる解説>

直下型地震の特徴

震源=陸地(〇〇地方、などと表現される)

緊急地震速報=間に合わないケースも多い

特徴=突き上げるような揺れ、直前に地鳴りが聞こえるケースも

海域型地震の特徴

震源=海(〇〇沖、〇〇海○部などと表現される)

緊急地震速報=震源から遠い場合は間に合うケースも多い

特徴=ゆらゆらとした揺れ、津波を併発する恐れ

大きな地震の後はどうなるの?

 

地震による二次災害を防ぐためのセーフティ機構が働いて、ガスや電気が一時的に止まる事があります。

 

この場合は実際にライフラインが止まったわけではなく、止めているだけですから、まず落ち着きましょう。完全に停電・ガス停止になったら、非常袋の出番です。

 

※ガス・停電については揺れを検知して自動的にブレーカーが落ちたり、またはスイッチが切れるなどの仕組みになっているものもあります。

 

ただし、明らかに目で見てわかるくらい家屋が倒壊していたり、周囲が被災している場合は、無理に復旧を急ぐと大きな事故に繋がるケースもあります。プロの救助を待つか、避難を検討します。とりあえずラジオ・SNSで情報収集を行いましょう。

 

備蓄食料は?

基本的に災害時は、救助の目安となる”72時間の壁“があることから1人ひとりが72時間ほどサバイバル出来る程度の食料備蓄が必要とされています。

水分については1人あたり1日3Lは飲料水としてほしいところ。避難生活は脱水、脱栄養との戦いです。(※経験談)

また持病のお薬は当然のこと、サプリメントをお飲みの方も編集部・Mのように、普段からカバンなどに数日分入れておいても良いでしょう。

家族との連絡はどうすれば?

 

大地震の後は、電話が繋がりにくいのでLINEやSNSを使います。

 

その際、通信障害を考慮して「〇〇にいます。無事です。 〇時〇〇分送信」などとしておくと、確実にその時間まではメッセージができた、などの指標になります。

 

またおおむね震度5弱~6弱程度の地震が発生すると、数時間以内にNTTや携帯各社が災害用伝言ダイヤル「171」を開放します。これを使うのもおすすめです。

 

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まとめ

なかなか大きな地震が起こった時、混乱してしまうと適切な行動をとらないこともあります。しかし、日々防災意識を高めてお過ごしになることで、いざという時に行動を起こすことができるでしょう。

あなたの防災対策も、ぜひ教えて下さいね。

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